いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

落日に照り映ゆる紅椿かな(あ)

【季節の花】庭の椿。

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庭には赤と白とピンクと、三本の椿が植わってある。そのうち今年花をつけたのは赤い椿だけ。これまで放っといても咲いてくれた白とピンクの椿が、今年はなぜ咲かないのか。その原因はよく判らない。

馬酔木もそうだけど、咲くべき花が咲かないとやはり寂しいね。

 

【書】「誇らしき歌をかしわの卒業子」(No.67)

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職員室を出て帰ろうとしたら、卒業学年から卒業生へのメッセージを頼まれた。

去年も頼まれて、「かしわ祭その気概持て卒業子」の句を贈った。「かしわ祭」とは体育の部と文化の部とを、9月と10月に分けて行う学校祭の名称。去年の卒業生は体育の部にも文化の部にも全エネルギーを集中させ、学校祭を大いに盛り上げた印象があって、そのエネルギーを今度は高校に入っても十分に発揮してほしいという気持ちをメッセージに込めた(つもり)。

今年の卒業生は、特に音楽の授業に参加しながら、地声が合唱の声になっていく過程を見ることができたこともあって、合唱コンクールでも感謝会でも素晴らしい歌声を披露してくれたという印象が強い。その思いを一句にしたためた(これも、つもり)。

アプリ「Zen Brush 2」で、初めて漢字仮名交じり調和体を書いた。書いて、予想以上の書きやすさにちょっと感動。Apple Pencilとの相性もすこぶる良好。ここまで表現できたら、仮名半紙や細筆なんていらないと思えるくらい。改めて、このアプリのすごさを実感しました。

 

【温泉】一二三荘。

一二三荘の駐車場の端にカブを駐めたら、風呂場の方から若者の賑やかな声が漏れてきた。駐車場には宅配トラックくらいの大きさのトラックが2台と8人乗りワンボックスカーが駐めてある。明治大学自転車部の車である。まだ合宿していたんだ。

脱衣所に入ると、同時に風呂場から二人の若者が上がってきた。太腿パンパンの自転車部員である。私の顔を知ってか知らずか、向こうから「こんにちは」と声をかけてきた。「合宿はいつまで?」と私が訊いたら、「明日までです」と言う。そうか、一週間の合宿か、費用もバカにならないだろうな。

風呂場を覗いたら、洗い場に一人いるだけで5人ばかり浴槽に浸かっていた。これじゃとても浴槽に浸かれないと、先に洗い場に座って浴槽から何人か上がるのを待つことにした。ところが、これがなかなか上がる気配を見せない。シャンプーで頭を2回、ボディソープで体を2回洗っても、まだ誰も出てこない。それにしても少し肌寒いなと思って窓に目をやったら、窓が3分の2ほど開いていた。肌寒いわけだ。

なんだこいつら全然出る気配ないじゃん、練習内容や、肉体改造や、先輩部員の意外な特技なんか話してますよ、しょうがないこっちはシャワーをガンガン流して温まろう、なんならもう一回体を洗うかと思っていたら、「おい、そろそろ上がるぞ。今何時だ? そうか、じゃあ飯食いに行くぞ」との声がようやくかかる。それに合わせて一斉に太腿パンパンの若者たちが出ていった浴槽は、かけ流し源泉が溢れ流れるにはしばらく時間がかかりそうな湯の減り具合だった。

「飯食いに行くぞ」と言ったな。ということは、合宿自転車軍団は夕食を一二三荘ではなく外で食うのか。そっちの方が合宿費が安く上がるのかな。でも栄養面ではどうだろう。宿の飯の方が栄養バランスもいいような気がするが。

湯から上がったら、玄関に軍団が揃っていて、飯を食いに行く場所を相談しているところだった。部員は18人と言っていたが、その部員全員が入れる場所って、界隈ではファミレスくらいしか思いつかない。そこへ車で大挙押しかけるのだろうか。飯を食う店を探したり何したりするよりも、料金にさほど差がないのなら、宿に食事を頼んだ方が手間がなくて済むような気がするけどなあ。

 

【タイムラプス】3月15日(金)5:53~7:30の伊豆長岡の空。24秒。

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