いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

花冷えや仲間集へば昼の酒(あ)

三浦マラソンの応援に行ってきた。

伊豆長岡駅まで歩くつもりだったが、雨が降っていたので田京駅に変えた。田京駅5:39発の始発に乗り、大船経由で三浦海岸駅に着いたのが8:43、の予定だったが、それより10分ほど早く着いた。久里浜駅から京急に乗ったのは臨時電車だったみたい。

砂浜に張られたテントでスペシャルドリンクを受け取る。横浜の呑兵衛ランナーがわざわざ私のために焼酎お湯割を水筒で用意してくれたのである。立場があべこべだ。応援する側がランナーに用意するなら判るが、ランナーが応援する私に作ってきてくれる。ここ数年ずっとそう。その細やかな気遣いに頭が下がります。

それで、去年は砂浜に足を伸ばしてぐびっと呑れたが、今年は雨。傘をさしながらではさすがに呑みづらい。ということで、ハーフのランナーがスタートする場面をビデオ(13分ほど)に収めたあと、ランナーの着替え場所になっているテントにもぐり込んで呑み始めた。

あらかた呑み終えそうになった頃、5キロを走ったランナーがポツリポツリとテントに戻ってきた。いちばん最初に戻ってきたのが今年の箱根駅伝を走った大学の選手で、その選手が5キロを制したのだと思う。コーチかお父さんらしい人からバスタオルを受け取って雨に濡れた体を拭いていたが、そんな選手のそばでグビグビ呑ってる私ってなんなんだと多少後ろめたい気もないではなかったが、まあお祭りだからいいでしょうと、そのままスペシャルドリンクを呑み干した。

呑兵衛ランナーが戻ってきそうな時間にテントを出てゴール地点に向かう。朝、伊豆から三浦海岸へ向かう電車の中で本人からのメールを受け取り、ゴール予想タイムをあらかじめ知っていた。すると、なんとその予想タイムの1時間49分にピタリ同じタイムでゴールしたではないか。1時間50分というざっくりとした言い方ではなく、49分と細かく刻んでその通りのタイムで戻ってくるんだからすごい。マラソンを走る人ってみんなそうなのかもしれないけれど、走るのはもうこりごりの私にはやっぱりすごいことに見える。

反省会は去年と同じ久里浜の「一升屋」。昼からやってる居酒屋です。だいぶ暴飲したようで、帰りは気づいたら沼津のホームにいた。そして久里浜からは切符で改札を通ったのに、それを忘れてSuicaでも払ってしまった。駅員に「改札を通った記録がないけど」と言われた時点で気づくべきだった。家に帰ったらGパンのポケットから切符が出てきた。


【季節の花】河津桜

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三浦海岸駅前の河津桜。そろそろ葉が出始めている。今日あたりまでが見頃か。

去年の三浦マラソンは3月4日。その日のブログを見てみたら、ここの河津桜の写真がなかった。写真がないということは、去年はすっかり葉桜になっていたのかもしれない。


【書】「濱」(No.55)

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「浜」の旧字体。旧字体には「濵」もあるが、これは異体字。『五體字類』では隷書体にその字体が見える。ついでに行書体も。


【温泉】一二三荘

三浦マラソンの帰りに大仁駅まで足を伸ばした。

玄関三和土のテーブルで雑誌を読んでいた女将さんが、「あら、今日は随分遅いじゃない?」と声をかける。「ええ、今日は三浦マラソンの帰りです。応援ですけど」と私。すると女将さんは「えっ? 東京マラソンに行ってきたの?」と勘違いを言う。

三浦マラソンのことをご存じなかったようでした。三浦マラソンは、全国的にも有名なマラソンだと思っていたけど、伊豆での知名度はまだまだですね。


【タイムラプス】三浦マラソン応援のため、中止。