いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

下駄箱の靴皆白し寒芍薬(あ)

仕事の帰り、JA伊豆の国に寄ってみた。昨日、「未経験からはじめる静岡の農業」というサイトに興味を持ったから。

f:id:jijiro:20190221074656p:image
もしかして、詳しいパンフレットとか資料とかが置いてないかなと思った。

f:id:jijiro:20190221074636j:image
立ち寄った支店は田京駅の裏にあり、道を挟んだ隣が市役所の大仁支所。それで気になったのが支店の名称が「田中支店」となっているところ。「田京」でも「大仁」でもない。思うに「田中」は、田京や大仁と呼ばれる以前の地名だったのだろう。今は「田中山」のそれに名が残るだけだが、昔はこの辺りは田中と呼ばれていたものと思われる。建物はできてまだ2年くらいしか経っていないが、あえて「田中支店」と名乗るところに、おらが土地は昔からそう呼んでるだといった農協のこだわりを感じた。


【季節の花】クリスマスローズ。

f:id:jijiro:20190221074825j:image
これも昇降口下駄箱の上に活けてある。「クリスマスローズ」の名があるのは、「クリスマスの頃に開花する『ヘレボレス・ニゲル』だけを指した呼称」<Wikipedia>。と言われても、私にはよく判らん。「寒芍薬(かんしゃくやく)の和名を持つ」<同>という説明の方が、質素で美しい女性を例えているようでしっくり来る。


【書】「爐」(No.45)

f:id:jijiro:20190221074921j:image

f:id:jijiro:20190221074930j:image
「炉」の旧字体。「火」と「盧」(容器・かこいの意)とで、火を入れておくところの意を表す。

我が家には、玄関で靴を脱いだすぐの、廊下ともリビングともつかないような場所に移動式囲炉裏があり、日本昔話の風景を蘇らせては勝手に悦に入っている。そういう発想にはもともと、青森の実家を解体するときに譲り受けた南部鉄瓶の存在がある。それを吊るしたいがためにヤフオクで鹿児島から囲炉裏を取り寄せ、岩手の農家から自在鉤を、これまたヤフオクで手に入れた。

囲炉裏があれば冬の暖房はこれ一つで十分、ストーブなどなかった昔はみんな囲炉裏を囲んで団欒したものだと、前のオーナーが使っていた大型石油ストーブをいの一番に取り払った。

これが早とちりだった。さすがに囲炉裏だけだと冬は寒くていられない。それで石油ヒーターを導入したが、そんな程度では真冬の部屋は暖まらないと薪ストーブへたどり着いた。

薪ストーブを設置してからは、囲炉裏は日常で使うことはほとんどなくなり、お客さんが来たときに炉端焼きを楽しむことくらいしか出番がなくなった。でも、囲炉裏はこの家のシンボルであることに変わりなく、普段はほとんど出番がないけれど、今でも家の中心に据えてある。

「爐」は楷書と草書と二種類書いてみた。草書体に新字体の元になった形が見えるが、囲炉裏の雰囲気は楷書体の方が似合うかな。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】2月20日(水)6:35~7:55の伊豆長岡の空。20秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2167687113289154?sfns=mo