いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

連翹や母と並んで無口なり(あ)

【季節の花】レンギョウ(連翹)。

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昼食を摂った定食屋「たか」を出て、大仁駅と逆方向の商店街に向かった角の花壇で見つけた。鮮やかな黄色の花で、「花しらべ」で検索したら「レンギョウ」と出た。あれ? レンギョウってこんな感じだったっけ。花の形や枝ぶりがちょっと違うような気もするが、今日のところは一応レンギョウとしておこう。

レンギョウには母との思い出がある。私の家族が平塚の教職員アパートに住んでいた頃、母が青森から上京した。その時、タヌキの剥製を風呂敷に包んで運んできてくれたから父も一緒だったはずだが、なぜか父の姿が記憶から消えている。

平塚を訪ねた翌日、川崎の「よみうりランド」まで遊びに出かけた。その時、母と並んで記念撮影した背景の植え込みにレンギョウの花がずらっと並んで咲いていたのを思い出す。あの時のレンギョウはぼうぼうと風になびいていて、今日見つけたレンギョウとはだいぶ印象が違っていた。

で、記念撮影を終えた母は、たちまち散策道に似顔絵の出店を見つけ、「せっかくだはんで、わば描いでもらうじゃ。いとまが待ってけへ」とつかつか寄って、得意のすまし顔で似顔絵を描いてもらったものだ。

その似顔絵は青森の実家にしばらく飾られてあったが、実家が解体された今はどこにいったろう。もらっておけばよかったな。

レンギョウを見ると、あの時の母の天真爛漫な顔が決まって蘇るのである。


【書】「蕭」(No.42)

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「粛」の旧字体。どういう書き順かと一瞬迷う字だが、運筆のハネやハライをよく見ると書き順が判ることがある。書き順なんてどうだっていいじゃねえか書き上がった字が同じなら、という声をよく耳にするが、書き順は結構合理的にできているもので、正しい書き順で書くとバランスのいい字が書ける。活字ばやりの今世紀だけど、こういう筆書き文化は残しておきたいな。


【絵日記】堺屋太一(No.73)

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13日ぶりの描画。「ソフト鉛筆」ツールで描いた。描くのに夢中で、19時から自治会定例会があるのをすっかり忘れていた。アプリ「Yahoo!カレンダー」が教えてくれて、慌てて公民館に向かう。というわけで、彩色とコメントは後日。


【温泉】水晶苑。

食堂「たか」で腹ごしらえ。今日のランチメニューは「とんかつ定食」と「ハンバーグ定食」。前回はカツカレーを頼んだので、今回はハンバーグにした。

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風呂場で看板氏と会う。昼の時間に看板氏と会うのは珍しい。夕方に仕事でも入ったか。

風呂場にちょうど大きな栗畑氏もいたからかどうか、看板氏は、今朝の新聞に小学生の女の子がまたまたプロ棋士デビューをするという記事が載っていたと、私と栗畑氏のどちらにもというふうに話しかけてきた。

上野梨沙(小6)さんのことだ。この子についてはいずれ「絵日記」で触れたいと思う。

湯から上がり、2階の大広間に行ったら、白髭師匠と森のくま氏が対局していて、それを建材氏が観戦していた。私が挨拶をすると、「珍しいじゃあ」と言いながら建材氏が碁盤と碁石を用意した。「一局打ちますか」とかも言わない。たぶん玄関脇の私のカブを見て、私が上がって来るのを待っていたのかもしれない。風呂場で一緒になった大きな栗畑氏に「上で待ってます」と言っておきながら、先に上がったら建材氏が待っていたので、建材氏と対局することになってしまった。囲碁サロンには、先に揃った二人が対局するという暗黙のルールがあって、そのルールに従ったまでのことだが、どうも大きな栗畑氏には申し訳なさが先に立つ。「上で待ってます」なんて言わなきゃよかった。

建材氏とは白番で2局打ち、1勝1敗。続いて大きな栗畑氏と4子置いて3局打ち、2勝1敗。1敗は、大石を殺されたから。2勝は殺されなかったから。4子局は大石を殺されなければ大抵勝てます。でも、殺されないよう逃げてばかりではつまらないと思って果敢に攻めていくと大抵上手の術中にはまって殺されます。碁はなかなかに奥が深い。だから面白い。


【タイムラプス】2月16日(土)6:49~9:08の伊豆長岡の空。34秒。

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