いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

細い路地にも白い花西行忌(あ)

今年も初午(はつうま)の幟旗がお稲荷さんの祠に立った。

初午というのは、2月の最初の午の日に、4色もしくは5色の旗に、子どもは「おいなりさま」、大人は「奉納正一位稲荷大明神」と書き、自分の名前を書き入れて願掛けをするこの土地の伝統行事である。

それで今年の初午の日は実は2月2日だったのだが、節分の前に初午がある年は火災が多いとされるため、今年は二の午の14日に行うことにしたという(「伊豆日日新聞」)。

▼2月13日(水)

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▼2月14日(木)

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▼2月15日(金)

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私の通勤路にはお稲荷さんの祠が4箇所あり、写真は、その中で幟旗の比較的多い場所。一昨日、昨日、今日と3日連続で写真を撮ったが、旗の立てられ具合が異なっていた。どうしてそういうふうにするのかは判らない。今度、その土地にずっと住んでいる人に、その訳をちょっと聞いてみましょう。


【季節の花】ノースポール

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中学校正門へ続く坂の手前に、普通車一台がやっと通れるくらいの細い路地があって、そこが私の通勤路になっている。

先日、このブログに「季節の花」の項を立てて、そこにその時々に咲くいろんな花を紹介していこうと決めたら、カブを走らせながら左右の道端をキョロキョロ見るようになった。

それで、今日も通ったその路地の角の家のフェンス脇に写真の花を見つけた。最初、タンポポかと思った。が、花が白い。葉も短い。次にマーガレットかなと思った。しかし、マーガレットにしては小ぶりだし、花期もずれているような気がする。

それで例によって「花しらべ」でチェックしたら「ノースポール」と出た。他に候補はなく、検索して出たのはそれだけ。アプリで示された花が果たして目の前の花と同じかどうかを確かめるには葉の形を見る。見たらピタリ一致し、これは「ノースポール」という花だと断定した。

「ノースポール」とは初めて聞く名である。アプリの説明には、「地中海沿岸地方原産で1970年ごろに導入された」とある。ほほう、大阪万博が開かれた頃に日本に入ってきたんですね。意外に歴史が浅い。

花期は11月~6月で、花言葉は「誠実」。なるほど、「誠実」という花言葉がピタリ当てはまるような可憐な花だ。自己主張せず、庭先に人知れず咲くといった感じでしょうか。新しい花を知って、また少しだけ人生が豊かになった気がします。


【書】「窗」(No.41)

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「窓」の旧字体。旧字体は他にもあって、「匆」も「窻」も「囱」も「まど」。ちなみに『旺文社 漢字典 第二版』には9つも「まど」を意味する漢字があって、これにはちょっと驚いた。いや、勉強になりました。

『漢字典』では、「窗」が本字で、「穴」と「囱(てんまど)」の組み合わせで明かりとりの「まど」の意を表すと説明する。「囱」が天窓を示すパーツだとは篆書体を見れば判る。

今回は、篆書体、草書体、行書体を並べて載せておきます。フレームを変えると、雰囲気もだいぶ変わって面白い味わいが出る。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】2月15日(金)6:28~7:37の伊豆長岡の空。34秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2159694590755073?sfns=mo