いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

大輪に異国の香して二月来る(あ)

今日から2月。私の勤めも残すところあと2ヶ月。
この時期、音楽の授業も感謝会(3年生を送る会)と卒業式に歌う合唱曲の練習に入っている。

3年生は全部で4曲歌う。「次の空へ」「ありがとう」「道」、そして「旅立ちの日に」。全て卒業歌の定番らしいが、私は「旅立ちの日に」しか知らない。
この歌は、卒業式の当日に、今年で定年退職を迎える3年部主任の先生を泣かせようと、ご本人には秘密裏に練習している。とのことだが、音楽室からは歌声がバッチリ漏れてくるから秘密でも何でもない。
この「旅立ちの日に」は私にとっても忘れられない歌だ。私が退職した年の卒業式に卒業生と一緒に歌った。34年間勤めてきた教員生活の締めくくりという思いを込めて歌った。懐かしいなあ。
あれから6年が経とうとしている。そして、あと2ヶ月でいよいよ教育現場から完全に退くことになる。深い感慨はない。老兵はただ消え去るのみ、の心境。でも、3月20日の卒業式にこの歌を聞いたら、もらい泣きするかもしれないな。


【写真】カサブランカ。

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一二三荘の洗面台の花瓶に活けてあった。この花瓶には一昨日までフリージアが活けてあった。
最初はユリだと思ったが、ユリが咲くのは夏で咲く時期が違う。で、アプリ「花しらべ」で調べたら「カサブランカ」だと判った。
当然、女将さんはそれと知って花瓶に活けたものと思い、帰りに「活けてある花はカサブランカですか?」と訊いたら、女将さんは何のことかしらというふうにして脱衣所を覗き、「そう、カサブランカ。知り合いからもらったの」と言う。
わざわざドアを開けて確かめたということは、花瓶に活けるのは女将さんではなく、お花をくれたお知り合いの方がやってらっしゃるのですね。
とまれ、純白の大輪から放たれる芳香は、源泉と相まって疲れを癒すのにもってこい。今日は何だか少し得をした気分になりました。


【書】「亂」(No.27)

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「乱」の旧字体。おどろおどろしさを出すために、テンプレートに赤地を選んだが、いまいち迫力がない。線が細すぎたか。
右側のパーツは「乱れた糸の端」の象形で、左側のごちゃごちゃしたパーツは「糸を上下から手で引っ張る」象形。なるほど、糸の端っこを持って互いに引っ張り合う図ですね。そんなの、「舌」の新字体のパーツからは絶対に浮かんでこないよな。


【絵日記】橋本治(No.70)

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これを描き上げるのに約2時間。「ソフト鉛筆」ツールによる人物画の描画にもだいぶ慣れてきました。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】2月1日(金)6:33〜7:58の伊豆長岡の空。21秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10218541626914098?sfns=st