いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

我が胸に津軽七つの雪が降る(あ)

【写真】実姉が送ってくれた青森の味。

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姉は現在、川崎で暮らしている。正月、東京に行く用事があった帰りに飯田橋の「あおもり北彩館」に立ち寄ったそうで、写真はその時の土産。
「あおもり北彩館」は青森のアンテナショップ。青森まで行かずとも東京で故郷の特産品が手に入る。飯田橋にそういう店があることは知っていたが、私はまだその店に一度も行ったことがない。
送られてきたのは先週の土曜(1/12)だが、その日は富士スピードウェイでのママチャリGPに出ていて家を留守にしていた。
再配達を頼もうにも昨日月曜が祝日だったこともあり、今日、仕事の帰りに郵便局で品物を受け取ることにした。梱包を解いたら、「久慈良餅」と「ひらきたら」と「ねぶた漬」が入っていて、どれも懐かしいものばかり。
その中の「久慈良餅」(くじらもちと読む)は日持ちがせず、作って3日もすれば固くなる。賞味期限のシールには今日の日付がスタンプされていた。
実はこの「久慈良餅」を作る家内工場が東北本線の駅から中学校(現在は県営水族館)まで歩く途中にあり、餅を蒸す香ばしい匂いが、食い盛りの中学生を刺激したものだ。なんだって作りたてが旨いことに変わりはないが、特にこの「久慈良餅」の作りたての旨いことといったら他に類を見ない。その味は大人になってから知った。当時はここの作りたてをぜひ食いたいと思いながら店の前を登下校したものだった。
二本のうちの一本を取る。一人で一本食える自信はなかったが、包みを開ければ食うしかなく、4時のおやつにはちと重たかったが、なんとか一本平らげた。おかげでずっと腹がこなれず、晩酌のつまみも「ひらきたら」(私が小さい時は「ほしたら」と呼んでいた)に醤油を垂らしたのと、「ねぶた漬」の二皿にとどまった。
それで、二皿をつつきながら、しみじみ思った。濃い、塩分たっぷりで味が濃い。これが津軽の味だとすれば、津軽の男が日本一寿命が短いというのもうなずける。塩分取りすぎである。これにしょっぱいたくあんが丸ごと付いた日には、めでたくあの世行きになること請け合いである。
せっかく青森の懐かしい土産を送ってくれたのに、こんな文句を言ってごめんなさい。悪気はないので許してください。いただいた津軽の味を噛み締め、懐かしい海山川を思い浮かべてはしばしの郷愁に浸りたいと思います。


【書】「舞」(No.10)

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この字は、楷書、行書、草書、篆書のどれでも書きやすい。しばらく篆書で象形文字を書いていこうと思ったが、今回は篆書を一休みして草書で書いてみた。これも象形文字であることに変わりない。


【タイムラプス】1月15日(火)6:44〜7:41の伊豆長岡の空。28秒。

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