いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ふかふかと油揚げ浮くクリスマス(あ)

甘夏マーマレード作り第二弾。
平塚の故身近の人の奥さんに、「今度、甘夏マーマレードを作って持って行くね」と約束し、一週間前に一度作って瓶詰めしたのだが、若干焦がしてしまったことがずっと気になっていた。味に焦げ臭さは全く感じないが、人に差し上げるのにどうだろうと思い、今日、改めて作り直した。
前回は餅搗きのせいろ用の鍋を使ったが(それが我が家にあるいちばん大きい鍋だったから)、グツグツ煮物をするのに適さないことが判った。で、今回はその次に大きいホーロー鍋で煮込むことにした。
作る量も増やした。前回は8個だったが今回は12個。瓶も、それに見合う、前回より一回り大きい瓶を用意した。
中華料理店「大連」で久々のランチを摂り、ホームセンターで瓶を買って家に戻ったのが午後2時。そこから作り始めたが、さすがに12個は多い。皮を煮てみじん切りにし、砂糖を入れ実を潰した鍋にそれを混ぜてぐるぐるかき混ぜたところで5時を回った。
5時は一二三荘へ行く時間である。鍋をそのままにして、急ぎ湯屋の支度をして一二三荘へ向かう。
一二三荘から帰って玄関のドアを開けたら、家じゅう甘夏の匂いが充満していた。実をむいて残った房をステンレスボウルに入れっぱなしにして囲炉裏の上に置いておいたので、その甘酸っぱい香りが濃密に漂っていたのだった。
梶井基次郎は爆弾に見立てた一つの檸檬を丸善の美術本の上に置き、美術の棚が大爆発するのを愉快に想像しながら店を出るが、私は甘夏の香りで家の中が満たされるだけで十分満ち足りる。梶井基次郎のような「奇怪な悪漢」たり得ない。
晩酌をやり出したら、またこの前のように焦がすといけないと思って、今日は鍋を火にかけるのはよすことにした。明日にします。
2時から5時までの3時間、マーマレードを作りながら何を考えていたか。今年の私の身に起こった十大ニュースを考えていました。十の出来事に何を選び、どういうふうにまとめようか、そのことをずっと考えていました。
そんなことだから、一人きりのクリスマスイブだろうが一人きりの年の瀬だろうがちっとも退屈しません。その充実の元は、きっとブログを毎日書くことにあるのだと思います。


【写真】最近凝ってる「きざみあげ」

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10%offの「カメさんデー」に利用するスーパーで見つけた。
甘辛の出汁がしみた油揚げ。こいつをシジミとワカメのインスタント・スープや玉ねぎスープに入れ、トーストと一緒にいただくのが、このところの朝食の定番になっている。
トーストは、以前はバターを塗っていたが、甘夏マーマレードを作ってからは、バターの代わりにそれを塗っている。そんなことをしているから、いつまで経ってもHbA1c値が下がらない。当たり前だ。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】12月24日(月)6:53〜8:58の伊豆長岡の空。31秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10218224351422409?sfns=st