いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

数へ日やマーマレードの瓶五つ(あ)

今日から木曜まで面談週間で、授業は午前中で終了。午後に用事のない私は、こういう時でもなければ年休は使えないと、今週は2時間年休を取りまくる予定。それでもたぶん3月まで残りの年休を全て使いきれない。みんなどうやって年休を使いきっているのだろう。
中学校の現場を見ていると、ほとんどの人が与えられた年休を取れていないのではないかという気がする。よんどころない事情で年休を取った場合も、その穴埋めに空き時間の別の先生が監督に出向くことになる。支援員がいても、支援員にその任務を課すことはできない。
その負担を考えると、おいそれと年休を取れないというのが実態のようだ。しかも、放課後の部活動のことまで考えるとなおさらだ。中学校の先生方は、ギリギリのところで踏ん張っている。そんな印象を持つ。
例えば、体育の先生。体育の先生は正規に2人いるが、その2人で全校生徒370余名の男女の授業を受け持つ。配られた時間割を見ると1日4時間の日はざらで、時には6時間中5時間授業をすることもある。空き時間がたったの1時間。そこに穴埋め監督が入ってくれば、その日は空き時間なしになる。まさに体力勝負である。
音楽の先生もそう。音楽の先生は1人しかいない。しかも担任を受け持ち、学年を取りまとめる主任でもあり、「道徳」授業研究指定校のまとめ役でもある。
私は今年、特支学級の子たちの親クラスでの音楽の授業に付き添い、合唱コンクール準備の早い段階から、その先生の素晴らしい指導取り組みに接することができた。見ていて感じたことは、そのパワーの源が奈辺にあるかということである。ともかく1時間目からパワー全開モードで子どもたちをぐいぐい合唱の世界に引き込んでいく。すると、子どもたちの歌声がみるみる変わっていくのだ。まるでマジックを見ているようだった。
今の中学校は、そういうパワーあふれる先生方によって支えられているといっても過言ではない。でも、できれば休ませてやりたい。もっと空き時間を増やして、年休を取りやすくしてやってほしい。昨今は働き方改革云々が声高に叫ばれているが、土日もあって無きような部活動の負担軽減よりも先にすべきことは、先生の数をもっと増やすことだと思うがどうか。


【写真】瓶詰めした甘夏マーマレード。

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部屋の照明の加減で右側が黒ずんで見えるけれど、中身は同じ。
今朝、瓶に詰める前のマーマレードをトーストにつけて食したが、自分で作って言うのも何だけど、甘夏の甘苦い酸っぱさが口に残る感じで、目分量だった砂糖の割にはまあまあの味に仕上がったと思う。
房の薄皮を剥く時に果汁がほとばしり出るのがいかにも瑞々しく、生でそのまま食うのは酸味が落ち着く5、6月が適しているようだが、こうしてマーマレードを作るのは酸味の強いこの時期が逆に適している気がする。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】12月17日(月)6:00〜7:20の韮山方面の雨空。39秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10218171387578346?sfns=st