いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ペンキ剥げ昭和浪漫の冬館(あ)

【写真】元田方(たがた)木炭組合の建物。

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毎月発行の地元観光情報紙に『まちすけ通信』というのがある。その12号(12/1発行)の記事で、この建物が元田方木炭組合の建物であることを知った。それで今日、水晶苑へ行く時に大抵昼食を摂る食堂の帰りに撮った。これは建物の裏側で、この道の背中の方へ歩くと大仁駅にぶつかる。
「旧道から大仁駅へ入る入り口の左側に、昭和初期に建てられたことと想像できる木造の浅黄色のペンキで塗られた建物があります。これが、元木炭組合の建物です。道路側が改装されていますが、裏へ回れば、まだ名残りを見ることができます」と情報紙では紹介されている。
見た感じ、建物もだいぶ傷んでいるようで、早晩、取り壊されることになるのだろう。現在は空き家状態のようです。

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通りすがりに窓をふと見たら、こんな絵が貼ってあった。どなたが描いたか知らないが、私が描いている【絵日記】のようで、共感を覚えました。私もこんなふうに年を取れたらいいなあ。


【温泉】一二三荘。
2階に上がったら、大広間で、大きな栗畑氏が一人ポツンと座椅子に座って外を眺めていた。玄関に駐めてあった私のカブを見て、私が湯から上がるのを待っていたのかもしれない。
大きな栗畑氏と4子置いて6局打つ。
第1局は大石を飲まれ、中盤で投了。第2局は、またも石を飲まれたが振り替わった大模様が奏功して5目勝ち。
第3局は、殺されまい殺されまいと慎重に打ったが、結局これまた大石を殺されてあえなく投了。どうも、自分の石が危ういのも顧みず攻め込むのが私の悪い癖。判ってはいるのだが、いざ対局となると頭に血が上って冷静でいられなくなる。だから単純なミスに気づかなかったりする。相手に打たれて、ああしまったと思うが手は戻せない。へぼ碁の極み。
第4局は、これを落とせば負け越しが決まる大事な一局ということでさらに慎重を重ね、なんとか殺されずに10目勝った。ここまで2勝2敗の五分。
時計は午後3時を15分ほど過ぎたところ。ここで栗畑氏はトイレに立つ。これは第5局で決着をつけるぞの合図。私は冷蔵庫の水を飲みに立つ。大仁の水は、中学校の校歌に♪ああ美しい山と水♪と歌われるように、何杯でも飲みたくなる旨さ。で、ぐいぐいと2杯飲む。
さて、仕切り直しの第5局。中盤で12子飲み込まれたが、別の箇所で白石15子を飲み込むことに成功し、並べてみたら8目の勝ち。これで3勝2敗と勝ち越した。
それで今日はこれまで、のはずだったが、栗畑氏は勝ち逃げ許すまじの構えでもう一局やろうと食い下がる。それで始まった第6局は、生きていると思っていた石を欠け目にされたが、代わりに白の大石を二箇所で粉砕した。で、相手の投了を待ったが、相手はなかなか投了しない。栗畑氏は意外と負けず嫌いなのかもしれない。とうとう最後まで打って数えたが、数えるまでもない大差の勝ち。というわけで、今日の対局は4勝2敗で終えた。
ここで相手から、次回は3子で、と言ってくると思ったが、栗畑氏は頑として言わない。言わないまま帰ってしまった。やはり、栗畑氏は相当の負けず嫌いのようだ。時計は午後5時を回っていた。


【タイムラプス】12月15日(土)6:50〜8:49の伊豆長岡の空。29秒。

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