いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

冬日差す畳ちぎり絵角丸む(あ)

今日で11月も終わり。明日から12月だよ師走だよ、早いねえ。
この間まで三波春夫の「世界の国からこんにちは」を口ずさんでいた子が、先日から吉田拓郎の「今日までそして明日から」を口ずさむようになった。
きっかけは、「社会」の授業である。社会の授業では、担任の先生お気に入りの「水曜どうでしょう」という、かつての北海道のローカル番組を再編集したDVDを教材として、地理や歴史の勉強をしている。
その中の、ある回の番組のBGMに「今日までそして明日から」が流れ、いい曲だと感じ入った「こんにちは」君が、その日に帰宅してからYouTubeで曲を覚え、早速翌日から私の耳元で囁くように歌ってくれるようになったのである。
「今日までそして明日から」は私にとっても懐かしい曲である。シングルの発売が1971年だから、ちょうど「世界の国からこんにちは」の翌年ということになる。この二曲は、ジャンルは全く異なるが奇しくも70年代初期の曲で、「こんにちは」君にとっては、どちらも心地よい歌として心に響いたのであるか。
1971年といえば、今から47年前。そのとき私は高校三年生だった。前年の高校二年生の修学旅行では、そうだ、りんごの国から臨時夜行列車に雑魚寝して大阪万博を見学したんだった。
高校三年は、太田幸司投手を擁する県立三沢高校が夏の甲子園で準優勝した年で、受験対策の夏講習は、高校野球中継のために受験生はもちろん先生まで身が入らず、講習を休講にして皆で校内合宿所のテレビに釘付けになったことを思い出す。
そんな、高校生活も最後の、夜遅くまで受験勉強をしていたときに流れてきたのが「今日までそして明日から」だった。


【写真】作成中の福祉カレンダー。

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毎年、市内の高齢者施設に飾っていただく福祉カレンダーを、今年も作っている。我が学級が担当するのは9月と10月。
昨年も9月と10月を担当し、その時は皆で話し合って城山と狩野川を描き、周辺に月見とか鮭の遡上(なぜか鮭の切り身)とか、初秋の風物を添えた。
今年はサンマを焼く図を一人の子が描き、それを元にちぎった色紙を皆でペタペタ貼り付けている。主に「生活単元」の授業を利用して行い、雨などで畑に出られない「作業」の時間や「総合」の時間にもやったりする。
私は、最初の頃こそ、炎の部分はこうしたら? とかアドバイスを与えたりしていたが、途中から一切口出しをしないことにした。その方が面白い絵が出来上がると思ったから。すると、一人の子が背景に富士山を作り出した。これですよ。こういう発想を大事にしたいですね。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】11月30日(金)5:45〜7:33の伊豆長岡の空。26秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10218028982018296?sfns=1