いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

空狭め枝垂れて手向山紅葉(あ)

昨日からカミさんが伊豆に来ている。来ると私は温泉を取りやめて内風呂に浸かる。カミさんが温泉に行きたがらないからだ。
カミさんが行かなくても私一人で行けばいいのだが、どうせカミさんが自分で入るために湯を沸かすなら、それでいいかと付き合って内風呂で我慢するのである。
それはいいとして、今日の東奥日報新聞コラム「天地人」(電子版)に、こんな記事が載っていた。
「国の統計によると、本県は人口10万人当たりの公衆浴場数が24・5カ所で全国1位(2015年度)、温泉地数は132カ所で4位(17年3月末時点)だという。温泉や銭湯が好きな人にとっては、この上ない環境ということになる」
青森県が公衆浴場数が全国1位だとは知らなかった。温泉地数が4位だということも知らなかった。4位とくれば、では1〜3位はどこかと気になる。すると、1位は北海道(245ヶ所)、2位は長野(224ヶ所)、3位は新潟(153ヶ所)であることが判った<https://www.kankokeizai.com/image/2017pdf/20170408_06.pdf>。温泉だらけの伊豆を持つ静岡県は(117カ所)と意外に少ない。
コラムは続けてこうも言う。
「13日付の本紙朝刊にこんな記事があった。1週間に7回以上湯船につかって入浴する高齢者は、週2回以下の人に比べて要介護認定のリスクが約3割減少。千葉大などの研究グループが調査結果を発表した。入浴によるリラックス効果が、認知機能低下や抑うつの予防につながっている可能性があるという」。さらに「残念ながら、本県の平均寿命は男女とも全国最下位だ」とも。
青森県の平均寿命は男女とも全国最下位だって。公衆浴場数が1位だというのに、これは一体どういうことか。たくさん公衆浴場があっても、入浴する高齢者が少ないということ?入浴回数と平均寿命との因果関係は、あまりないような気もするが……。

青森県人の平均寿命が全国最下位だというのなら、その原因はなんといっても塩分の取りすぎからくる生活習慣でしょう。青森県民生協の広告「青森県の男性は 一番安い給料で 他県より長く働き 一番早く死亡する この現実を なんとかしたい」は、あまりに痛々しすぎる。


【写真】庭のしだれもみじ(手向山)。

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しだれもみじは別名「手向山」といい、春と秋に二度紅葉する。
今はちょうど二度目の紅葉が始まったところ。これがもう少し経てば、写真下の葉のような深紅に染まる。
写真には見えないが、上に松の枝、下にドウダンツツジ、右に柘植、左に百日紅と、四方を別の庭木に囲まれている。これらが年々じわじわ成長し、手向山自身も枝を伸ばすものだから、このあたりの空がどんどん狭まって窮屈になってきた。そろそろ剪定してやらんといかんな。


【タイムラプス】11月15日(木)5:53〜7:34の伊豆長岡の空。25秒。
 https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217905703576412/