いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ココア飲むカツプ窓辺に冬浅し(あ)

今日は飲兵衛夏旅行の反省会。
反省会は旅行最終日に横浜でやるのが通例だったが、今年は大型台風接近を考慮して反省会を見送った。それで、その反省会をなかなかやれずに、今日までずるずる引きずっていた。
去年までは私が藤沢のマンションに寝泊まりできたから、旅行費用の精算と旅の写真を受け取る場所を藤沢にすることができていたが、今年は伊豆に引っ込んだことで、そんな私に皆が気を遣ってくれて、三島でやろうということになった。

ついては私に店を探せとのお達しで、返金が5,000円分もあるのであれば豪勢に鰻料理でも食おうと提案し、三島広小路の「桜家」にコース料理を予約した。
「桜家」は一度入ってみたかった店である。何度か店の前を通ったことがあるが、通るたびに店の前に行列ができているものだから、入るのにまっ先にためらいを覚える店でもあった。

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店の案内によると、安政3年創業という。その歴史の重みを感じながら店に入ると、通されたのはテーブル席奥の「離れ」然とした座敷。予約なしではとても上がれそうにない座敷に上がって、まず出されたのが鰻の骨煎餅。これをカリカリつまみビールで喉を潤す。

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「日曜は割と混みますので、コースのお客様でもお料理(が出るの)に少しお時間をいただく場合がございます」と予約のときに言われたが、そう言われるほどには料理が出てくるのに時間はかからなかった。遅からず早からず、私にはちょうどいい間合いのように思われた。
飲み物をビールから冷酒に変え、メニューから「越乃景虎」を頼んだら、銀のちろりとこれも銀のぐい呑みが出てきた。お盆に載せて運んできた人に訊いたら、どちらも錫(すず)製で、創業以来使っている酒器とのこと。ぐい呑みを手に取ってみるとズシリと重い。となれば酒は一段と旨味が増そうというもので、なるほど、これが江戸創業の重みかと独り合点しながらぐびぐび。

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最後に鰻重にお吸い物とお新香が出てコース終了。滅多に味わえない、いや、もう二度と味わえないかもしれない鰻料理を堪能しました。ごちそうさまでした。


【写真】USBケーブルとミルクココア。

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昨日発売のビックコミックを買いに踏切脇のコンビニにバイクを走らす。西浦みかんがあったのでそれも一袋買う。で、レジに置いたらクジを引いてくださいと箱を出された。言われるままにクジを引いて札を見せたら「おめでとうございます」と言って渡されたのがUSBケーブル。

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ところが家に帰ってよく見たら、このケーブルはAndroid用だった。ダメじゃん。それで歩いて伊豆長岡駅に行く途中にもう一度コンビニに寄り、Android用だと判ったのでこのケーブルはお返ししますと言ってレジの人に渡した。そうしたら、レジの人は弱ったというふうな顔で、「ココアはお好きですか?」と出し抜けに訊いてきた。なんで私の好みが判ったんだろうと思いながら「ええ、好きで毎日飲みます」と言ったら、展示棚へパタパタと走ってこれをどうぞと渡されたのがミルクココアの箱。
というわけで、この箱をポケットに膨らませて飲み会に向かう羽目になった。家を出るときショルダーバッグを持って出るか迷ったんだよなあ。持って出ればよかった。


【タイムラプス】11月11日(日)7:13〜9:02の伊豆長岡の空。27秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217874417314275/