いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

宿題の子も縁側に小春かな(あ)

【写真】スーパーカップアイスとバッグ。

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「水曜に行くから」と言っていた子が、「いいよ来なくて」という私の否にもかかわらずやって来た。しかも今回は、いつものいたずら小僧二人のほかにもう一人加わっていた。
私が庭の梅の木の枝を剪定し終え、ちょうど散らかった枝を拾おうとしているところへやって来た。
今日の水曜は市の小中学校の先生方の研修会があり、授業は3校時で終了。それで3年の子が先週から「行くよ行くよ」とささやいていたのだった。
「いいよ来なくて」とやんわりと断っていたのだが、こいつらとの付き合いも残り半年を切ったところで、ここまできたら最後までとことん付き合うかという腹もあった。
だから、午後から水晶苑の囲碁サロンに顔を出そうと思えば出せたのだが、梅の枝を剪定しながら、来るんだか来ないんだか判らない連中を待つことにした。
奴らは午後1時半過ぎにやって来た。やはり来やがった奴らは勝手にずかずか庭に入り込み、8畳洋間の濡れ縁にどっかと腰を下ろすや否や、袋からスーパーカップアイスを取り出して早速がつがつ食い始めた。見ると3人とも半袖。まあ小春日和だからいいとしたものだが、今の時期の格好ではない。
アイスの大好きなわがままボディ君は、1個、2個、3個と、立て続けに平らげ、今回新たに加わったピカチュー君(旧担任に「だからお前は◯◯チューのピカチューだって言うんだよ」とよく言われていた)は、負けじと2個を平らげた。もう一人のヘル君は、昨日の頭痛の影響が多少あったか、アイス早食い競争には加わらなかった。
それにしてもよく食うねえ。いくら小春日だといっても、今日から冬だよ立冬だよ? なのに、そんなにアイスをがばがば食って平気なのかよ。
せっかくだからと連中に庭の落ち葉を拾い集めてもらおうと思ったが、どうもその気配がないので、小屋からハンモックを取り出して遊ばせた。ヘル君とピカチュー君が乗り、わがままボディ君は乗らなかった。お前が乗ったら木が折れると言われ、自分でもそう思ったふうで、とうとう最後まで乗らなかった。
ハンモックの後は家の中に入れて梅ジュースを作って飲ませる。ピカチュー君が薪ストーブに興味を持ったので、この前煙突掃除をしたばかりでもあるし、ならばと今年初の試し焚きをすることにした。ピカチュー君は「炎を見ると、なんか心が癒される」と知ったふうなことを言う。ヘル君は木の燃える匂いが好きと言い、私の雪駄をつっかけて外に出る。出て私を呼び、ほら煙が出てると言う。
当たり前だろ、薪を燃やしてるんだから。でも今の子って、そんな当たり前の光景を見る機会がないんだね。
この子たちにもっともっといろんなものを見せてやりたい、経験させてやりたいと思い、つい、そうだ、年が明けたら餅つきでもやるかと言ってしまう私。ああ、奴らにまた余計な期待を持たせてしまった。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】11月7日(水)6:03〜7:39の伊豆長岡の空。23秒。

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