いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

流れ雲揺らして秋のハンモック(あ)

孫に気づかれないように寝床を抜け、増設洋間に明かりをつけてブログを書いていたら、午前4時を過ぎたところで孫娘が起きてきた。相変わらず早起きすぎる。

7時の防災無線の時報を聞いて、孫二人を連れて散歩に出る。散歩コースは決まっていて、土の階段道を通ってブランコ公園まで行き、そこでひとしきりブランコを漕ぎ、飽いた頃合いに、来た道と違う道(選択肢は4パターンある)を帰ってくるのだが、今日は公園の近くで栗拾いをして帰るパターンを選んだ。

栗拾いのシーズンはとっくに過ぎていて、あらかた栗は拾われ尽くした感はあるが、栗の木の下に行くと、それでも20個くらいは拾うことができた。

それを孫娘が食べ終えたポテトチップスクリスプの筒ケースに入れて持ち帰る。昼にカミさんが茹でてくれたのを2個ほど食ったが、殻がだいぶ固かった。孫も1個しか食わなかった。だったら渋皮煮にするんだったな。

昼食後、庭の草むしりを少しした後で、2階デッキからハンモックを下ろしてきて、庭木にロープをしばり直した。最初は甘夏と濡れ縁の手すりにしばったが、手すりを取り付けた柱が軟弱でミシミシする。たかがハンモックにミシミシ音を立てる柱もどうかと思うが、ポキっと折れたらかなわないと、この組み合わせは止めることにした。

次に、ユズにロープを巻いた。このユズ、今年は花が咲かず、従って実も結ばない。どうしたんだろうと思っていたら、その原因がハンモックを吊るして判った。孫娘がハンモックに乗ったら、たかだかそれくらいの重量で木がかしいだのである。思うにこれは、根が腐っているに違いない。台風に持ちこたえられるかと甘夏のことばかり心配していたが、実はユズのほうがよほど危うかったというわけだ。

そうと判っていたら、ユズの木を弔って、代わりにそこへ姫りんごを植えたものを。いや、待てよ、姫りんごは植え替えたばかりだし、今からでも遅くはない。やってみるか。いずれにしても、これでユズもご臨終ですね。そう思うと、一抹の寂しさを禁じ得ません。

ユズがダメなら金木犀はどうよと、今度はそっちにロープを巻き直した。金木犀はこれからもどんどん伸びゆく育ち盛りで、根もしっかり張っている。それで今度は甘夏のほうが気になりだした。以前、台風で倒れたことがあるという過去が引っかかる。やはりここは、大事をとって甘夏を避けたほうがいいかもしれない。

そうして最終的に残った組み合わせは、小屋横の柿の木と金木犀を結ぶというもの。試しに私の体重でハンモックを揺らしたら、どちらの木の枝もゆさゆさ揺れはしたが、根が若々しいから根こそぎ倒れる心配はない。

ということで、来年の夏は木漏れ日に包まれながらのハンモックを楽しめそうです。


【写真】ハンモックに揺られる孫。

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【タイムラプス】10月13日(土)16:47〜17:33の伊豆長岡の空。22秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217642601639028/