いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

可愛さに毒を隠して毒きのこ(あ)

【写真】中庭と、そこに生えるキノコ。

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この芝生の中庭は、今の校舎が建てられる前は50mプールがあったところ。水泳が中学校の保健体育の必修から外されたことで、新校舎を建てるときに撤去したのだという。
きれいに刈られた芝生だが、ここは立入禁止になっていて、昼休みなどゴロンと寝転がりたい衝動に駆られるができない。せっかくの芝生なのにもったいない気もするが、出入りを自由にすればたちまち禿げることは目に見えているから、見るだけにしとけということなのだろう。
今日の昼休み、中庭にぐるり張られたデッキに立ってみた。開け放たれた校舎の窓という窓から歌声が溢れ出てくる。いよいよ明日本番を迎えて、各クラスとも合唱コンクールの練習に余念がない。中庭にいると、まるで歌声を満々とたたえたプールの中にいるような錯覚を覚えた。

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ふと芝生に目をやると、何やら白いものが点々と見える。何だろうと近づいたら、それがマシュマロのような白いキノコだった。ナメコのような茶色のも見える。
今年は猛暑と台風の影響で毒キノコが大量発生しているのだとか。この芝生に生えたキノコも、見た目は可愛いけれど毒キノコなのだろう。そういえば、家の庭にもこれに似たような奴が生えていたな。もちろん捨てたけど。
捨てないで食べちゃう人もいるというから、どうかしている。バーベキューをしていた男性3人が公園に生えていたキノコを焼いて食べ、吐き気や下痢などの症状を訴え<https://www2.ctv.co.jp/news/2018/09/14/22291/>たというのだから、マジっすか、である。酔った勢いで食っちゃったんだろうかなあ。命知らずの人騒がせにもほどがある。
それで、日本には全体どれだけのキノコの種類があるのか気になって、林野庁のホームページを見てみたら、「日本には、四千から五千種類のきのこが存在していると言われていますが、正確な数は分かっていません」とある。<http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/kinoko/nihon.html
げっ、そんなにあるんだ。しかも「正確な数は分かっていません」だって。その中からどうやって食えるキノコ、食えないキノコと識別するんだろう。昔から、縦に裂けるのは食える、虫が食べているのは大丈夫と言われたりしている由だが、それらの言い伝えには何ら根拠はないとも言う。キノコ狩りに慣れたはずの土地の人も誤って毒キノコを食して命を落とすこともあると聞くと、知らないキノコには迂闊に手を出せない。
でも、それだけたくさんのキノコの中に、もしかして癌細胞を駆逐してくれるキノコがあったとしたらどんなにいいだろう。それを発見したら、それは間違いなくノーベル賞ものだな。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】10月4日(木)5:43〜7:30の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217560321182068/