いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

縷紅草上れば下るローカル線(あ)

昨日の薪運びで腰を痛めたか。椅子から立ち上がるときに、ぎっくり腰になる前のような嫌な痛みを覚えた。
これまで腰痛にはずいぶんと悩まされてきた。中でもひどかったのは、養護学校時代に食らった腰痛だ。
今から20年前にもなろうか。プール指導をした日の帰りの会で連絡帳にコメントを記入し、それを生徒に渡そうと立ち上がった瞬間、腰に激痛が走った。翌日は痛みがもっとひどくなり、電話帳で通勤路近くの治療院を調べ、仕事の帰りに、すがる思いでその治療院へ飛び込んだ。
ともかく帰りの動線を最短にしたくてそこへ飛び込んだわけだが、これが痛恨の選択ミスで、診察台でどったんばったんした挙げ句、さらに腰痛を悪化させてしまった。
そこは車の入れない込み入った昔ながらの住宅地にあり、中に入れば診察室とは名ばかりの、6畳和室に診察台が置かれただけの空間で、襖の向こうから家族の談笑が漏れ聞こえてくるような、えっ? これって治療院なの? という怪しさ満点の治療院なのでした。
腰を伸ばせないのに腰を伸ばせとほざき、ぎゃあ、うっと叫びながらようやく伸ばせるところまで腰を伸ばすが、結局伸ばしきれず。その様子に治療先生も手に負えないといったふうに、では痛み止めを出しておきます、次はいついつ来てくださいとのたまったが、誰が行くもんかとそれきり行かなかった。もちろん痛み止め薬も飲まなかった。
その治療院はカイロプラクティカルの看板を掲げていたが、以来、街で見かけるカイロプラクティカルなる表示の治療院がまるで信用できなくなってしまった。
翌日、あらましを同僚に話したら、それならいい病院があるわよと湘南台にある整骨院を紹介してくれた。ちょうど夏休みに入ったこともあり、しばらくそこへ通って治療を続けたら、夏休みが終わる頃にはすっかり元の腰に戻っていた。なんだ、最初からそっちにすればよかったものを。
それでも、腰痛が癖になってしまったようで、その後も数回、激痛に見舞われたことはあった。横浜の新設の高校で、新採用担当になった年度の4月しょっぱなに、入ったばかりの先生に車椅子を教室まで押してもらったなんてのもあったりしたけど、おかげさまでここしばらくは腰痛から遠ざかっていた。温泉通いが効いているんでしょうかね。
そんなこんなで、久々の腰の痛みです。無理をしないよう気をつけます。孫が来たり雨が続いたりで、ここ数日温泉に浸かっていません。ちょっと間を置くとやっぱり温泉が恋しくなります。


【写真】マルバルコウ(丸葉縷紅)。

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熱帯アメリカ原産で江戸時代末期に観賞用に導入された(「花しらべ」)だそうです。田京駅へ向かういずっぱこの線路フェンスに絡まっていた。
「観賞用」とあるが、とてもそんなふうには見えない。江戸の人はアサガオのように竹竿にでも誘引して観賞したのだろうか。


【温泉】今日も雨で内風呂。浴室の窓を全開にして雨音を聞く。これはこれで開放感があって悪くない。外気は肌寒いくらいで、もうすっかり秋模様だ。


【タイムラプス】9月10日(月)5:22〜7:28の韮山方面の雨空。31秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217367948212864/