いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

死んだふりせずともよろし鉢りんご(あ)

昨日から二学期が始まった。
一年前の8月28日は、私が壇上から全校生徒に挨拶をした日。定めれれた勤務は9月1日からだったが、当時の校長先生に、始業式で子どもたちに紹介するので一言お願いしますと頼まれた。
あの時は、大人も子どもも誰彼なく挨拶する文化が浸透している土地であることと、水が旨いことを述べた。それは今でも変わらない。
9月1日から始まった毎日勤務で、まず驚いたことは、8時前なのに子どもたちがグランドに出て学校祭体育の部(運動会)の準備に動き回っていることだった。それが本番当日(今年は9/15)まで延々続くのである。
そして体育の部が終わると、今度は文化の部(合唱コンクール)の準備。そうなると、朝、昼、放課後と学校のいたるところから歌声が絶え間なく聞こえ、そして本番(今年は10/5)では一気に感動の嵐に包まれることになる。去年の最後に歌った全校合唱を聴いたとき、私は感動に痺れ、その痺れがしばらく鎮まらなかったものだ。
という具合に、二学期は、始まりからいきなり濃い毎日になる。そして、それと並行して我が特支学級は地区の「なかよし交流会」ステージ発表準備に取り掛かる。今年は漢詩を中国語で朗読することになった。
漢詩は、担任の先生が長崎を旅行したときに土産に買ってきた中国児童向けの本(CD付き)を元にしている。その中から自分の好みの漢詩を選び、それにカタカナで読み仮名をふったプリントが担任から配られ、練習せよと夏休みの宿題になっていた。
そして今日の「総合の時間」、練習の成果を各自披露することになった。一人の子から「先生、ここはどう発音すればいいの?」と訊かれ、私も知ったかぶりで中国語の四声を教えたりした。中国語からはしばらく離れていたけど、ほんと、縁はどこでどうつながるか判りませんねえ。


【写真】鉢植えのアルプス乙女(姫リンゴ)。

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修善寺のホームセンターから苗を買ってきて鉢に植えたのが今年の3月26日。しばらく順調に葉を茂らしていたが、夏になったら葉が弱り枯れ始めた。
原因は酷暑以外に考えられない。リンゴ栽培には寒い地方が適していて、伊豆のような温暖な地域では育たないのかもしれない。そう思いながら、ともかくもう少し様子を見てみようと水遣りを欠かさずにいたら、この間、木のてっぺんに若芽を見つけた。それが数日のうちにみるみる葉を広げ、どっこい生きているぞと知らせてくれた。
まだまだ暑い日が続いているけれど、朝夕はやや涼やかな風が吹くようになった。これが本格的な秋になったら、また葉の勢いが戻ってきてくれるだろうか。
結実は二年目の秋というから、後一年だ。春には白い花が咲くだろうか。どんなふうに咲くんだろう。それが今から待ち遠しいアルプス乙女の苗である。(文末表現は毎日新聞の「余禄」ふうにしてみました)


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】8月28日(火)5:12〜7:19の伊豆長岡の空。31秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217247159633225/