いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

新盆の未亡の人の手酌かな(あ)

【写真】鮎の南蛮漬け。

f:id:jijiro:20180826081606j:image
朝いちばんに鮎の南蛮漬けを作り、平塚への持ち寄り一品とした。
鮎の南蛮漬けを作るのは今回が初めて。レシピは滋賀漁連のがネットにあったのでそれを参考にした。
鮎は、8/14に鮎釣り体験に参加した(参加者は私1名)ときにお世話になった一二三荘の女将さんからいただいた冷凍の鮎で、狩野川の天然物である。鮎釣り体験では肝心の釣果はゼロだったが、釣り方を教えてくれた若手ホープの次男さん(プロ)が、私を手ぶらで帰すわけにはいかないと思ったかどうか、女将さんに話をつけて私に冷凍鮎を持たせてくれたのである。
そのうちの12尾を、横浜の呑兵衛ランナーが遊びに来た先日に唐揚げにし、そして今回は残りの11尾を南蛮漬けにしてみた。鮎釣り体験に使ったおとり鮎3尾はまだ冷凍庫で凍っている。
まず、手持ち鍋に水、濃口醤油、砂糖、料理酒、鷹の爪、だしの素を入れて煮出し汁を作る。レシピには3〜4人分の計量が大さじなんぼとか示されてあったが、朝の忙しいときにそんなのいちいち計ってられない。なんとなくこんな程度だろうと目分量で入れていく(このいい加減さはいつものこと)。
沸騰したところで鍋を火からおろし、刻んだ玉ねぎと人参を入れてかき混ぜる。汁をなじませている間に、一晩冷蔵庫で解凍しておいた鮎を取り出し、はらわたを取ったのに小麦粉をまぶして電気フライヤーでカラッと揚げる。
揚がった鮎をタッパーに並べ、玉ねぎと人参を煮出し汁ごとドバッとかぶせる。最後に刻み葱を散らして終了。
作ってみたら、意外に簡単だった。味見は鮎を食うわけにはいかないから玉ねぎと人参をひとかけらつまむ。あとから鷹の爪の辛さがツンと追っかけてくるようで、今日のような残暑厳しき日の一品には合うじゃねえかなかなか乙な味だとひとりごつ。
と、タッパーの蓋を閉めて、はたと気づいた。しまった塩を入れ忘れた。
お盆はすでに過ぎたが、今日は4月26日に亡くなった身近の人の新盆のつもりで平塚を訪ねる。焼香の人は私を含めて今回は5人。前回の6月に参加できなかった鎌倉の人も参加した。
鎌倉の人とは平塚アパート時代に同じアパートに住み、毎朝、身近の人にアパート前で拾ってもらって横浜の職場へ向かった仲だった。車に乗れば、職場のいろいろなことを話題にあげ、ああでもないこうでもないと話すのが常だったから、職場からは「走るスキャンダルカー」と呼ばれていた。
その人が加わり、今日も賑やかな供養になった。その人は酒が呑めないから昼にしてくれと前から言ってきていて、それで今日は夕方を避けて昼に会うようにしたのだったが、呑む人には昼も夕も関係ないとばかりに、生前の身近の人の思い出を語らいながら旨し酒をあおったのでした。


【タイムラプス】8月25日(土)6:00〜8:02の伊豆長岡の空。30秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217220346282908/