いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

甘夏の実の青青と雨を吸ひ(あ)

【写真】庭の甘夏。

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朝、カミさんがつけたテレビに、『魔女の宅急便』で知られる児童文学作家の角野栄子さんが出ていた。鎌倉のご自宅や庭も紹介され、庭の甘夏に、愛おしそうに手を触れていたのをたまたま見て、ちょいとその仕草を真似てみた。
少年少女の夢を紡ぐ児童文学作家が甘夏に触れるのは絵になるが、爺がそんなことをしたってわざとらしくなるだけだ。と思いながら撮影したのは、我が庭の甘夏も今はこれくらいの大きさになってますよと、その大きさが判るように手を写真に入れたかっただけ。ロマンのかけらもありません。
番組の中で角野栄子さんは、まず絵を描いてみて、それから文章を書いていく旨のことをおっしゃっていて、なるほどと思った。絵を描くことで、今まで見えていなかったものが見えてくるという経験は私にもあって、そういう意識がブログを書くときに活かされているのかもしれないと思うことがある。
これとはちょっと違うかもしれないけれど、先日の朝日新聞(デジタル版)の「折々のことば」に、次のような内容が載っていたのをここで思い出した。
……脚本家だった故橋本忍さんの口癖は「正確に書け」だったと、「弟子」の中島丈博さんは回想する。例えば「赤ん坊を背負った女が」ではなく「女が赤ん坊を背負って」が正しいと。観客の目に入る順がそうだから。……
そのときは、プロの脚本家は、そういう繊細な目で脚本を書いているんだと知って驚き、私も見習いたいものだと思った。だけど、その割には文章はいつまで経っても上達しないのだけれど。


【温泉】水晶苑。
大きな栗畑氏と4子で5局打ち、勝ち→負け→勝ち→負け→負けで、またもや負け越し。
このところ、大きな栗畑氏と対局することが多い。私を負かすことに快哉を覚えるようになったか。
大きな栗畑氏は75歳。私より10歳人生の先輩である。対局の癖は、常に石を数個持ち、手でじゃらじゃら弄ぶこと。先輩に失礼だが、あまり行儀がいい方ではない。でも、とても打ちやすい。相手もそう思っているフシがあって、だから、負けると余計に悔しい。そして、よし今度こそと思うのである。


【タイムラプス】8月13日(月)5:23〜7:36の伊豆長岡の空。33秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217118608139518/