いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

吉兆もて来たるや白き雨蛙(あ)

昨夜遅くに孫を連れてきたママは、朝6時に孫を私に預けて仕事に出かけて行った。
カミさんからは、横須賀から直接そっちへ向かうとの連絡を受けていたが、何時に着くかは知らせてきてなかった。でもまあ、少なくとも昼飯前には着くだろうと踏んで、孫とカミさんの到着を待った。
午前11時過ぎ、カミさんからようやく連絡があった。「今、大仁インター」だと言う。えっ? あのけちけちが有料道路で来たのかといぶかったが、それは私の聞き間違いで、大仁ではなく、大磯インターのことだった。「お盆の帰省ラッシュで渋滞にはまり、大磯で西湘バイパスを降りたが、一般道も混んでいる。だから、何時にそっちに着くか判らない」
私は普段、電話で話す内容を聞かれて支障がないときは「スピーカー」をオンにして話す。そうすれば同じ場所にいる人(この場合は孫)に、今のは、誰からの、これこれという電話だったと説明しなくて済む。
今、ばぁばの車は小田原よりもっと遠い大磯というところを走っていて、お昼ご飯には間に合わない。お昼ご飯はじぃじが作るから、それを食べ終わったらプールに行こう。車がないからプールには歩いて行くけど、いいね? プールから上がったらばぁばに迎えに来てもらおう。
そう言うだけで孫は事情を飲み込む。
前回用意できなかった浮き輪は、今回はしっかり準備してきていた。空気を入れてぱんぱんに膨らんだ浮き輪を肩に、いざプールへ。
行ってみたら、線路脇道路から金網越しに見るプールの様子が何やらおかしい。デッキブラシを持つ人、ホースを持つ人がいて、プールに水が見えない。清掃中なのは明らかだった。がちょ〜ん、今日は休みだったか。でもおかしいな、混む土曜にわざわざ休業にして掃除なんかするかなあ。
どう見たってこれは休みだよと孫に言うが、孫としてはあきらめきれない。昼休みの時間を利用して掃除してるんだよ、それからプールに水を入れて午後からやるんだよ、じぃじ訊いてきて、と食い下がる。しかし、どう見たって、1時間2時間で流れるプールがいっぱいになるわけがない。
孫をなだめすかしてスーパーでアイスを買ってやり、ベンチに座らせてプールに電話で問い合わせたら(これも、スピーカーオン)、毛虫が大発生したので臨時休業にしました、とのこと。それを聞いて孫も納得。
駅からタクシーに乗り、帰宅したのが午後2時半。そのあとすぐにカミさんが到着。なんだよ、来るの遅いよ。
 
【写真】白いアマガエル。

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タクシーから降りて家に入ろうとしたら、玄関ドアの脇に白いアマガエルがいた。孫娘が見つけて教えてくれた。
孫娘は、以前は平気でだんご虫をつかんで私にプレゼントしてくれたりしていたが、今はもうそんなことはしない。イエグモを怖がり、トカゲを怖がり、カエルを怖がるようになった。小学4年は、ちょうどそういうものを怖がり始める年頃なのかもしれない。
 
【タイムラプス】8月11日(土)6:32〜8:31の伊豆長岡の空。29秒。

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