蜩の鳴き止むまでや独り酒（あ）

【写真】今日の晩酌は伊豆牛肉みそと焼鳥。

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一二三荘の湯から上がって、ひらい精肉店で伊豆牛肉みそを買う。ついでに焼鳥の肉も買う。さらにスーパーでピーマンを買い、これが今日の晩酌のつまみ。
伊豆牛肉みそは木曜限定販売だが、先週の木曜に肉みそ目当てに行ったら、なかった。「肉みそ、売り切れちゃいました？」と店員に訊いたら、「今日、皆さんによく訊かれ、皆さんに言ったんだけど、材料が不足して作れないのよ。いつまた作るか判らないけど、判ったら連絡差し上げましょうか？」と言う。毎日一二三荘に来ていて、これからもちょくちょく（店を）覗くので連絡には及ばないと言い、それで今日行ってみたら、おお、ちょうど1パック分あった。復活したんだ。
いつもはステンレスのトレイに入れられてある肉みそだが、今日は、そのトレイが片付けられ、最後の一盛り分がパックされて残っていた。よかった、間に合った。
店に入ったときに私が手に取った整理番号は10番（夕方など店が混雑するときは、店に入ったすぐのところにぶら下がっているプラスチックの整理札を取って、その番号が呼ばれるのを待つ。その間にケースの中を見て買うのを決める）。私の順番の前に本日最後の肉みそがどうぞ売れませんようにと願いつつ待っていたら、ラッキー、願い叶ってなんとかゲットできました。
この肉みそを4分の1にカットしたピーマンにのせて食う。肉みそはほどよくスパイスが効いて美味。ピーマンは4個入りを1袋買ったが、たちまち4個分を平らげてしまった。
この食い方は、川崎の等々力アリーナ近くの焼鳥屋で知った。あのときは肉みそではなく肉団子だったが食い方は同じ。ひらい精肉店で伊豆牛肉みそを見つけたとき、とっさに川崎の焼鳥屋で食ったそれを思い浮かべた。
似たのにピーマンの肉詰めがあるが、あれはピーマンに詰めた肉に火を通さなければいけないために、ピーマンの歯ごたえとみずみずしさが犠牲になってよろしくない。スーパーではピーマンの隣にキャベツが並んでいて、キャベツはどうかとも考えたが、キャベツだと盛る肉みその量が多くなりそうで止した。で、食ってみて、肉みそにはやっぱり生のピーマンでなければいけないと強く思った。
焼鳥の肉は肉みそのついでに買ったが、ここの鶏肉もまた旨い。これに沖縄の塩をたっぷり振りかけて焼き、練りわさびをつけて食う。塩分控えめの身でありながら、こんな食い方をしていいのかよというくらい塩分たっぷりな料理を食す。夏バテ防止、熱中症予防とうそぶいて、「のどごし生」1缶と焼酎の炭酸割をぐびぐび呑るのである。