いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

水槽の鮎のせはしく輝けり(あ)

小学校の「すいかまつり」に招待されて1校時に出かける。行くと9人の小学生が昇降口で出迎えてくれた。
「すいかまつり」は毎年この時期に小学校と中学校の交流会として行われるらしい(去年は9月からの採用だったので、去年のこのイベントのことは知らない)。冬は逆に中学校へ小学生を招待する。
教室に案内され、司会を務める6年の子の「プログラムいちばん、はじめのことば」という元気な一声で「すいかまつり」は始まった。
「プログラムにばん、すいかわり」の声で皆ベランダに出る。ベランダにはビニールシートが敷かれ、そこに小学校の先生が西瓜をセットする。この西瓜は畑で獲れたものですと言わなかったのは、たぶん市販の西瓜だったからだろう。昔は、小学校の畑で獲れた西瓜を振る舞ったのかもしれない。
西瓜を割るのは中学生がくじ引きで担当し、2番手の棒で完璧に割れた。その割った西瓜に白桃、パイナップル、みかんの缶詰を加えたすいかポンチをご馳走になる。併せてナスとキュウリの漬物が出て、こちらが西瓜より人気だったのは意外。山盛りの西瓜はなかなか減らなかったが、漬物の皿はたちまち空になりお代わりが続いた。ナスとキュウリは畑で収穫されたものとのことだった。
すいかポンチをいただいた後は、小学生による劇「ももたろう」。9人が何かしらの役を演じるということで、ナレーション2人、ももたろう2人、犬2人、キジ1人、猿2人の内訳となった。この日のために一所懸命練習したのだろうな。みんな真剣に取り組んでいました。
お返しに我が特支学級のメンバーは、小学生の前で手品を披露。指に絡めた輪ゴムが一瞬にして別の指に移る手品、2本のロープが1本になる手品、トランプを使った手品、50円玉で蓋をしたペットボトルに鉛筆をストンと落とす手品、スポンジのピカチューが手の中で増える手品を披露するが、これが昨日のリハーサルのようにはいかず、ことごとく失敗。みんなそれなりに緊張していたんだね。でも、いいさ。失敗も愛嬌。一所懸命さは伝わったと思うよ。


【写真】水槽の鮎。

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湯から上がったら、旦那さんが自ら釣ってきた鮎を水槽に入れていた。入れそびれた鮎がテーブルの上でピチピチ跳ねている。それを捕まえて水槽に入れようとするが、なかなか手に収まらず三和土に落っこちた。それだけイキがいい若鮎だ。
川から帰ったばかりらしい旦那さんは、風呂場で一緒になったり、三和土のテーブルや外のベンチで本を読んだりしているのをよく見かけるが、ウェットスーツ姿を見るのは今日が初めて。そうか、旦那さんは鮎釣りの人でもあったんですね。まあ、一二三荘の人だから、鮎を釣る人だとしても何の不思議はないのだけれど。
それにしても旦那さんはおいくつの方だろう。80前後とお見受けするが、まだこうして鮎を釣りに川に入れるのだから達者なものだ。私もこれから鮎釣りを始めるとして、さて、その年まで長く川に立てるだろうか。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】7月10日(火)5:14〜7:34の伊豆長岡の空。35秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216828079676488/