いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

もう会へぬ人に会はばや山の百合(あ)

今朝は、防災行政無線の7時のチャイムで目が覚めた。
リビングの天井に目をやると、シーリングファンが回りっ放し電気はつけっ放し。それに加えて玄関のドアが開きっ放しだった。
昨夜遅く帰宅して、そんな状態のまま和室に敷いた布団にバタンと倒れこんだらしい。布団の中でかすかに残った記憶をたぐりつなげると、身近の人のお宅で呑んだあと平塚駅でみんなと別れて一人下り電車に乗った、小田原駅で小田急線のホームにいた、JR線に戻ったら「ここは新幹線口だ」と突っ返された、電車を降りたら沼津駅だった、田京駅からタクシーに乗ろうとしたらタクシーがいなくて歩いた、歩けど歩けど家に着かない、とまあ、そんな具合。
なぜ、小田急線のホームにいたのだろう。どうして平塚駅で買った切符で改札を通れたのだろう。また、戻れたのだろう。JR在来線に引き返そうとして、どうして新幹線口に向かったのだろう……。
昨夜はしこたま呑みすぎた。久々に酩酊した。最初にあおった旨し冷酒が、お開きとなった時にドスンと効いたようだ。だいたい、いつお開きになったのかも気づかないくらいへべれけになっていた。そんな状態で、よく無事に帰れたものよと、我ながら感心する。いや、呆れる。
と同時に、みなさんに迷惑がかからなかったか、特に身近の人の奥さんに迷惑をかけなかったか、急に気になり出した。気になり出したが、怖すぎて確かめられない。大丈夫だったろうか。大丈夫であって欲しいと願いながら二度寝した。


【写真】夕日に映えるヤマユリ(山百合)。

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このヤマユリは一二三荘から帰る途中の、寺の脇の斜面に咲いていた。数日前、ペリカンの口のような蕾が出ているのに気づき、そうか、今年もそんな時期になったかと、閉じた口が開くのを心待ちにしていたら、今日見たら開いていた。昨日は通らなかったから知らない。一昨日、仕事の帰りに見たときはまだ開いてなかった。
ヤマユリの開花する様子をタイムラプスで捉えたい衝動に駆られるが、それは叶わない望み。テレビ番組の撮影じゃないんだから、ずっとそこにカメラを構えているなんて無理無理。素人にできるタイムラプス撮影は、せいぜい雲の動きくらいなものです。
ヤマユリの花言葉は「荘厳」「甘美」など。気品漂う美しさ、といった感じでしょうか。花の女王と呼ぶにふさわしい、どこか近づきがたい雰囲気を持っています。
このヤマユリは、庭に移植して身近に楽しもうとしてもダメらしい。人工的に栽培することにまだ成功していないのだそうだ<http://www.kami-chan.net/hanakotoba/z573.html>。やはり山中に咲く自然のままの姿を愛でるのがよろしいようです。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】7月1日(日)18:25〜19:24の伊豆長岡の空。29秒。
朝に撮影するのを忘れ、夕方に撮影するつもりでいたら、忘れてそのまま一二三荘へ行った。一二三荘に着いてから気づき、30分ほどで湯を切り上げて戻って来た。空が暗くなりかけのギリギリの1時間、なんとか撮影に間に合った。でも、昨日見えた夏富士は、今日は見えなかった。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216756918217496/