いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

教へ子に枇杷喰はせたし木に登る(あ)

洗濯物を干していたら、玄関に人の気配がした。出ると、例のいたずら小僧二人組である。
昨日、学校で帰り際に、「明日(遊びに)行くよ」と言ってきた。12時半に囲碁に行くから(来てもいないよ)と断ったが、「じゃあ、その前に行くよ」と、どうしたって行くぞの構え。「そうだなあ、そしたら枇杷をもいでもらおうか。何なら庭の草取りをしてもらってもいい」と妥協すれば、そりゃあ奴ら、当然来るよなあ。
来るのは今回が3回目。私の家を探し当て、私の生活環境を確かめ、勝手に部屋に寝転がり、テレビに予約を入れまくり、いい加減興味も薄れたろうに、まだ来たいと言う。薫風爽やかな休日だというのに、よほど行くところがないと見える。
来るなり2年の自転車ヘル君はトイレに駆け込み、後からぬっと姿を現した3年のわがままボディ君は、私が洗濯物を干しているそばで、いきなりスーパーカップのアイスを食い始めたものだ。
この食い方が尋常ではない。相棒の自転車ヘル君から話には聞いていたが、本番を見るのは初めてである。わがままボディ君は、何と、スーパーカップのアイスを立て続けに3個も平らげてしまったのである。3個も、ですよ。ぺろり、ですよ。噂の食いっぷりに目が点になったが、実は、私の家に来る前にすでに1個を平らげて来たというのだから、もう唖然とするしかない。一体どうなっちゃってんの? である。
二人を庭に連れ出し、枇杷をもいでもらう。はずが、木に登ったのは私だった。もいでくれと頼んだものの、たぶん私がやることになるだろうなという、その予想通りになった。

二人には下で私がもいだ実を受け取る役をやってもらった。最初にもいだ実の皮をむいて「ほら食ってみろ」と渡したら、「先生が食べてみて」と言って私に返す。今時の中学生は枇杷を食べたことがないのだろうか。アイスはあれほど食べるのに枇杷を食べないなんて、食が偏りすぎます。
昼になったところで、「ほら、お前たちが麦踏みをした麦で作ったうどんだよ」と言って「浮橋うどん」を振る舞う。家でお母さんが昼食を作って待っているからと遠慮した自転車ヘル君にも、ちょっとでいいから食って行けと無理やり食わせる。
二人とは旧下田街道で別れたが、囲碁の時間には早かったので、そのままバイクを修善寺のホームセンターまで走らせて8L瓶と氷砂糖を買って来た。囲碁に行こうと思えば行けたが、枇杷シロップ作りを優先して囲碁は取りやめた。
庭の草取りも時間がなくてやらなかった。今度またあいつらが来たいと言ったら、その時はもれなく草取りを条件につけよう。


【写真】もぎたての枇杷。

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枇杷シロップを作ろうと思った。作り方は梅シロップと同じにしたが、果たしてうまくできるかどうかは2週間後のお楽しみ。
水洗いしているのは二人に受け取ってもらった分。これだとシロップを作るには少ないので、二人が帰った後でもう一度木に登り、同じ分量をもいで足した。


【絵日記】スニーカー(No.32)

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「水彩絵具」ツールで彩色したが、不透明度の設定が中途半端でムラができた。また、縫い目の点線が弱く、不満。もう少し丁寧に描くべきだった。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】6月2日(土)5:36〜8:14の伊豆長岡の空。39秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216512850155947/