いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

鉢植の梅赤ちゃんのおちんちん(あ)

【写真】一二三荘の鉢植えの梅。

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鉢植えでもこんなに立派な実が生るんだね。いい具合に色づいている。


【温泉】一二三荘。

Yahoo!天気で雨雲の動きを見たら、午後6時に伊豆半島に雨雲が接近する気配だったので、雨が来ないうちにと思って5時前に一二三荘に出かける。
この時間帯は風呂場には大抵人がおらず、一人貸切になることが多い。
今日もそうだった。一人のときは、今の時期は風呂場の大窓を全開にし、目隠しの垣のすぐ裏を通る電車のきしむ音を聞きながら、湯船にゆったり手足を伸ばす。湯船の縁に後頭部を委ねると、緩やかにカーブする電車の振動が伝わって、これがマッサージをしてもらっているようで、なんとも心地いいんですね。
それでも5時を回ると人もポツリポツリと増えてくる。
今日は一人貸切風呂を楽しんでいるところへ、見たことのない人が入ってきた。年恰好は古希を超えたあたりだろうか。洗い場のシャワーで体を洗い、湯船に体を沈めてきたその人は、「熱い、熱い」と言う。私にはちっとも熱くなく、むしろ昨日の方が熱かったと思っていたら、その人が私に話しかけてきた。「旦那さんは、お近くの方ですか?」
「ええ、そうです」
「私は初めてです」
「そうですか、ここのお湯はいいでしょう? 肌に優しくて芯から温まる。伊豆はあちこちにいろんな温泉があって楽しめます。この辺りの温泉はちょっと熱めだけど、とてもいいですよ」
「本当にそうですね。私はここの温泉を『田舎暮らしの本』で知ったんです。知ってますか?『田舎暮らしの本』。その本にここの温泉のことが紹介されていたんです」
「へええ、そうだったんですね。実は私も田舎暮らしの情報を提供してくれるサイトで今の住まいを知って衝動買いしたんです。住んで5年になります」
「そうでしたか。老後を田舎で暮らすっていいですね。私は東京に住んでいますが、たまにこうして家内と一緒に田舎の温泉に浸かりに来るんです」
「田舎暮らしをしようとは思わないんですか? 伊豆はいいところですよ、東京からもそんな遠くはないですし」
「いやあ、家内と二人であちこち田舎の温泉を楽しむ方が性に合ってるかな」
「ああ、それもまたいいですね」
私は、巡り巡って伊豆を終の住処と決めたが、それはたまたまのようでたまたまではなく、運命というか見えない必然性というか、そんなものに導かれて、住むべくして住むようになったと今は思っている。


【タイムラプス】5月23日(水)5:13〜7:40の伊豆長岡の空。36秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216429451231026/