新年度に担任の先生が替わり、先月、教室の棚や引き出しに仕舞ってあった過去の雑多な物品を整理していたら、一つの引き出しから直角四つ折りの和紙が20枚ほど出てきた。
四つ折りした面がサイン色紙くらいの大きさで、これを広げたら、ひとまとまりの漢字仮名交じりの書が書けそうな気がした。そこでパッと思い浮かんだのが宮澤賢治の「雨ニモマケズ」。
「雨ニモマケズ」は、著名な書家が書いた作品を見たことがあって(いつ、どこで見たか忘れた)、いつか自分も書に書いてみたいと思っていた詩である。
それで、GW連休前と5/17(木)の2回に分けて、書写の授業で「雨ニモマケズ」を書いてみることにした。手本はあえて書かず、自分の普段の書き癖のままに書いてもらった。
和紙には畳んで仕舞ってあったままの折り目がしっかりついていたので、折り目で4マスに区切り、1マスに8行書くこととした。詩は全部で30行だから、最後のマスに「宮澤賢治ノ詩」「○○かく」と書けばピタリ4×8=32行になる計算で、これは我ながらうまいことを思いついたものだと自画自賛。
書いた作品は早速教室の壁に飾った。飾り終えてなお時間が余ったので、せっかくだからと私が津軽弁で「雨ニモマケズ」を朗読することにした。宮澤賢治の出身は花巻だから、厳密には私の中に染みついた発音とは異なるのだが、まあ、同じ東北弁のよしみでご勘弁。
それでその朗読の再現をと、帰宅してからビールをひっかけながらiPhoneで録音し、昨日のブログにリンクを貼った。つもりがうまくいかず、今日改めてリンクを貼り直した。つたない朗読ですがお耳汚しにどうぞ。
▼津軽弁バージョン「雨ニモマケズ」
【写真】孫と散歩。
行き先はブランコ公園。前は孫が伊豆へ来れば大抵ブランコを漕ぎに行った公園だが、学年が進むにつれて、最近はあまり行かなくなっていた。
久々のブランコだったが、背丈がブランコのサイズにそろそろ合わなくなってきているような気がした。
【タイムラプス】5月19日(土)6:23〜9:08の韮山方面の雨空。20秒。
https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216399719887761/