いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

母眠るここ安らけくあやめ草(あ)

昨日と今日は3年生が修学旅行の代休で1、2年生だけの特別日課。
それで我が特支学級はこの2日間をまるまる生活単元とし、昨日は買い出し、今日は調理実習をすることにした。
作るのは炒飯、八宝菜、中華スープ、牛乳寒天の4品で、レシピはクックパッドを参照した。
2年生4人を炒飯班と八宝菜班に分ける。班はカードのクジ引きで決めたが、奇しくも昨日の買い出しと同じ組み合わせになった。
炒飯はIHで作るというので、炊いたご飯に溶き卵を混ぜ、それをフライパンで炒めた。炒める前に溶き卵を混ぜることでパラパラ感を出すのだそうで、そんな炒飯の作り方があるなんて初めて知りました。

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IHばやりの昨今は、家庭で作る炒飯はそういう作り方が主流になってきているのだろうか。学校の家庭科調理室も今はIH仕様になっていて、火を使わないから安全といえば安全だが、世の中がそれしか調理の仕方を知らない人ばかりになるのも、どうなんだろうと要らぬ心配をしたりする。
八宝菜は味付けに紹興酒を使ったり、エビの背わたを取ったり、うずらの生卵を茹でるところから始めたりと、かなり本格的なもの。というと聞こえはいいが、うずらの卵を茹でたのは、買い出し班が間違えて茹でて剥かれたのでなく生を買ってきたので、担任のお叱りを受けて仕方なく茹でることにしただけ。でもその方が調理の勉強にはなったかな。
出来上がった料理をテーブルに並べて「いただきます」をしたのが正午少し前。3合の炒飯は6人で食うにはさすがに量が多く、盛り付けられた一皿を平らげるのがやっとだった。ニンニクと長ネギの匂いがやや強かったが、それもまた良し。最初から最後まで全て子どもたちが作ったのが何より。
八宝菜の味付けは担任の先生がほとんどやった。もう少し子どもたちに任せてもいいかなという気もしたが、味付けに紹興酒を使った関係で、子どもたちに任せられなかったのかもしれない。
中華スープはシャンタンと醤油だけの味付けにネギを入れただけだが、しつこくなくてよかった。デザートの冷えた牛乳寒天も旨かったよ。
総じて、今回の調理実習はうまくできたと思う。ごちそうさまでした。


【写真】庭の三尺アヤメ。

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昨日は蕾だったのが、今朝家を出るときに見たら花が開いていた。咲いたのはこれ一本だけ。去年も一本だけだったが、一昨年は一本も咲かなかった。
この花は亡母が好きだった花だと、5年前に家を訪ねてくれた実姉から聞いた。それを知ってからは、この花が咲くと亡き母のことを思い出す。そして今年も咲いてくれたことを嬉しく思う。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】5月15日(火)5:12〜7:34の伊豆長岡の空。35秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216371065491419/