いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

代掻きの水一面に雲光る(あ)

職場体験1日目。場所は中伊豆にある特定非営利活動法人「えーる」。
ここは今年の2月14日に校外学習で行っている。あのときインフルエンザと体調不良で欠席した2人も、今日は元気に参加した。
この時期、3年生は京都・奈良へ修学旅行に出かける。それに合わせて2年生は2日間の職場体験、1年生は下田市田牛(とうじ)で1泊の宿泊体験をする。
我が特支学級は、今年は1年生がいない。3年生1人と2年生4人だ。学級には担任の先生と支援員(私)がいるから、一人が修学旅行引率、もう一人が職場体験引率に回ればよさそうだが、そうならない。支援員は勤務条件の関係で泊を伴う引率はできないし、一人単独で引率することもできない。だから、支援員はどこへ出かけるにも金魚の糞のように担任の先生について行くしかない。
田京駅に8時15分集合としてあったが、8時には全員揃っていたので、2本早い電車で修善寺駅に向かう。修善寺駅からはバスに乗る予定だったが、バスが出るまで30分待たなければいけないことが判り、ならばと歩くことにした。
降りるはずのバス停まで歩いたところでちょうど駅からのバスと一緒になった。そこからさらに5分歩いて「えーる」に到着。
今日の体験は、午前が「フクロウのお手玉」作り、午後がダンボール運び。
お手玉作りは古着で袋を針糸を使って縫うところから始め、袋に詰めるジュズダマからひも状の花穂をピンセットで抜く作業まで行う。指導員からジュズダマと聞き、とっさに法具の数珠を連想したが、そうではなく「ジュズダマ」とは数珠玉という植物だと知った。昔は女の子が実に糸を通して数珠のようにつなげて遊んだという。
お手玉は知っていたが、青森のお手玉の中身は確か小豆だった。お手玉に数珠玉を入れるのだとは、この年になって初めて知った。
午後はダンボール運び。作業場に隣接する倉庫からダンボールを出して別の場所に積み上げる作業だが、このダンボールの巨大で頑丈なことといったらない。近所の合金加工場から出たダンボールだと言っていたが、厚さが1cmほどもあり畳2枚くらいの大きさで、解体して積み上げるのに難儀した。子どもたちもヘトヘトに疲れた様子で、また明日もこんなことやるの? とぼやくことしきり。私も疲れました。


【写真】中伊豆の田んぼ。

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職場体験を終え、修善寺駅行きのバスを待つバス停から撮った。写真の切れた右側が修善寺方面。
すでに田植えを終えた田んぼや、これから田植えをする田んぼが広がる。この辺りはまだまだのどかな田園風景が見られ、どこか懐かしさを感じます。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】5月10日(木)5:17〜7:35の伊豆長岡の空。34秒。