いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

アイリスの花囁くや死後のこと(あ)

先週4月5日(木)の始業式から、三日連続スーツを着っぱなしである。早く授業が始まらないかな。窮屈でしょうがない。
今日は朝8時から1校時終了の9時20分まで集会指導。集会指導とは、全校生徒が体育館に集まるときの心がけの指導を言う。6日(金)に入学式を終えたばかりの新入生はこの集会指導で、上履きから体育館シューズに履き替える方法とか、その逆とか、クラス毎に並ぶ列の縦横の間隔とか、シューズ袋の置く位置とか、気をつけ休めの姿勢とか、お辞儀の仕方とか、中央に立って話す先生の方に顔(へそ)を向けるなどなど、そんなこんなをみっちり指導する。
一渡り指導した後で一旦教室に戻り、再び体育館に入るところからやり直すという徹底ぶりである。新2、3年生は、過去に同じ指導を叩き込まれてきているからさすがに勝手を知っていて、粛々と新入生に模範を示す。その間は一言も話し声が聞こえない。これがすごい。
この中学校ではチャイムが一日に一度しか鳴らない(テストの日は別)。鳴るのは5校時開始5分前の予鈴だけ。授業開始1分前までに授業の準備をし、着席して先生が教室に来るのを待つ。それを「先手行動」と呼んでいる。生徒は時計を見ながら、次に何をすればいいのかを判断して行動する。この動きの徹底を、新入生は今週いっぱい叩き込まれる。
集会指導では、清掃の仕方、給食の食べ方、保健室の利用についても各先生から説明があった。清掃活動では「もくどう」を心がけるとの説明に、とっさに「黙動」という漢字が浮かんだが、係の先生は「黙って働くと書いて、黙働」だと言った。なるほど、「働」の字は単に手足を動かすだけでなく、人である以上、頭を使って行動するという意が込められるのだな。自分が分担する清掃が時間内に終わっても、それで清掃を終了させるのではなく、時間が余ったら他に自分のやることを見つけて行動せよ、ということだ。それが徹底されているから、清掃時間は誰一人として手を休める子がいない。
落ち着いた学校生活が送れるのは、普段のそういう地道な積み重ねがあるからなんですね。荒れた時代を経験したベテラン先生を中心に、これではいけないと全職員が同じ方向を向いて真剣に取り組んできた努力が実を結んでいるのだと思います。


【写真】アイリス。

f:id:jijiro:20180410081108j:image
通勤路の坂に咲く。咲く時期はもう少し後かなと思っていたら、もう咲き出した。去年はどうだったかとブログで確認したら、5月6日の記事にアイリスの写真が載っていた。桜もそうだったけど、今年はどんな花も咲く時期が例年より早いのかもしれない。


【温泉】一二三荘。

f:id:jijiro:20180410081233j:image
今日の温泉は源泉工事が行われた関係で黄土色に濁っていて、浴槽の段差が見えなかった。温度は普段と比べてやや温めだったが、それでも途中から湯の温度がいくらか上がったような気がする。湯口のそばに体を沈めてそう感じた。いかにも源泉掛け流しといった趣で、今日は少し長めに湯を楽しんだ。


【タイムラプス】5:59〜7:51の伊豆長岡の空。27秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216088439505946/