いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

青梅の我を近道に誘へり(あ)

今日は入学式。
在校生は昼前に下校し、その後職員で入学式の準備をする。私は駐車場係で、保護者用の臨時駐車場である校舎下の第二グランドまでの誘導を担当する。
そんな係になっていたとはつゆ知らず、今日の分の弁当を注文していなかった。クラスの子たちが下校したら一旦帰宅し、家で昼食を摂ってから入学式後の職員写真撮影にまた出直せばいいやくらいに思っていた。
で、帰り仕度を整えていたら、駐車場係のまとめ役の先生が職員室の私の席に寄ってきて、「先生(私)は僕と一緒の駐車場係になっているんですが、先生には梅林の下のT字路に立っていただいて、車で来られる保護者の方を第二グランドへ誘導してもらいたいんですけどいいですか?」と言う。
言われてびっくり。「今、初めて聞きました」と言ったら、今度はまとめ役の先生がびっくり慌ててファイルを取り出し、入学式のプリントを開いて確認する。私も一緒に確認する。そうしたら、係分担の欄にしっかり私の名前が載っていた。職員会議の資料らしい。ええっ? いつ決まったんだ? 春休みに入る前も明けた昨日も、私は入学式に関する資料を一切もらってないぞ。
それで昼食抜きで、交通整理の赤い棒(正式には「保安指示灯」というらしい)を持って梅林下のT字路に立つ。こういう仕事は別に苦ではないが、プリントの係分担に私の名を載せておきながら、事前に私に知らせがないとは失礼千万でしょう。そういうところは本気で改善して欲しいものです。

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入学式は午後1時半からだったが、何時までT字路に立っているのか確認しなかったので、どの時点で校舎に戻るか判らなかった。で、あらかた保護者の車も通り過ぎただろう1時過ぎに戻り出したら、坂の途中で車の人から声をかけられた。「あのう、第二グランドへはどう行けばいいでしょう」
おっと立ち去るタイミングが早かったか、ではもう少し立っているか、とそれから10分ばかりそこにいた。赤い棒を持ってただ立っているだけだったが、中学校の関係者と知ってか知らずか、通る人が私に軽く会釈する。車の人もわざわざ徐行しながら会釈する。新たに着任した先生方が、昨日の着任式では異口同音に子どもたちの挨拶を褒めていたが、もともとここは大人も子どもも道で会ったらきちんと挨拶するという文化が浸透している土地柄なのかもしれない。

【写真】中学校の梅林の梅。

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この前散ったばかりの梅が、もうこんな大きさに結実している。水晶苑で会う看板氏が、かつてここの中学校のPTA会長さんだった時に植えたという、ご自慢の梅である。市の観光案内ガイドによると、梅は約220本植えられているとか。「俺たちが植えたんだから好き勝手に採っていいよ」と看板氏は言うが、さすがにそうもいくまい。
この梅で毎年2年生が梅シロップを作る。新2年になった我が特支学級の4人も、あと2ヶ月もしたら梅シロップ作りに精を出すことになろう。

【タイムラプス】4月6日(金)6:02〜7:54の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216065994424833/