いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

菫咲き子らおはようの通学路(あ)

『男の絵日記』(河村光一郎、マール社)という本が手元にある。以前、水彩スケッチの本をアマゾンで買った時に、何かの足しになるかと思って一緒に買っておいた。
ここしばらくは風景画を描いていないが、描いていない間はちょくちょくこの本に目を通していた。いろんな絵と字を見ながら、なるほど、絵日記という手法も面白いなと思っていた。
絵日記は、絵だけでなく手書きの文字も一緒に添えられる。絵と手書きの文字が一体となったものに絵手紙があるが、ここで言う絵日記は、手紙というよりは記録のメモ書きとでも捉えればいいか。
いずれにしても、額縁に入れられて飾られるようなものではないことは確かだ。でも描く側からすれば、そのほうが気楽でいい。どうせ売れるような絵なんて描けるわけないんだし、売ろうと思った時点で気楽に描けなくなる。それは嫌だ。
それで、早速ものは試しで描いてみた。絵を描くのはざっと3週間ぶり。紙は、これまで描いてきたハガキ大ではなく、vifArt中目B5版を使った。
『男の絵日記』では身近なモチーフを鉛筆ではなくペンで下描いている。それで私も漫画ペン0.5mmで鉄瓶のぶら下がる囲炉裏を15分で描いてみたら、これが見事に失敗。ペンで描き慣れている人はサクサク描けるのだろうが、私にはまだ無理だった。
それでペンを鉛筆に持ち替えて描き直す。モチーフも、囲炉裏も鉄瓶も酒瓶もコップもと欲張らないで鉄瓶だけに絞った。かかった時間は15分なんてもんじゃない。その4倍の1時間は優にかかった。

【写真】道端に咲くスミレ(菫)。

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家からバイクで水晶苑に向かうとき、最初に曲がる道の角にスミレを見つけた。
桜の花びらがはらはらと散り敷く道端の継ぎ目に根を張っている。去年も同じ場所に咲いていたかは覚えていない。
スミレといえば可憐な花のイメージだが、どうしてどうして、アスファルトの継ぎ目に生える生命力をお持ちのたくましさです。

【絵日記】南部鉄瓶(No.1)

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【温泉】水晶苑。
大きな栗畑氏と3子黒番で4局打ち、1勝3敗。3敗の敗因はいずれも序盤の布石にある。安直に白に地を与えすぎるために易々と攻撃を許し、目を作るのに四苦八苦する。我ながらちまちました碁を打っているなあと反省しきり。

【タイムラプス】4月3日(火)6:48〜9:23の伊豆長岡の空。38秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216039332798309/