いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

白木蓮に「おつかれ」と言はれたやうな(あ)

午前、修了式。午後、卒業式。
卒業式には市長も出席。市内には中学校が3校あり、市長は毎年順に中学校の卒業式に出て、今年は本校がその順番に当たっているらしい。
市長が来賓祝辞を述べ始めると、咳がしばしば祝辞を遮った。話そうとすると咳が出て、その度に話が中断する。「ごめんなさいね、ゴホゴホ」。
咳による度々の話の中断に、卒業生からも苦笑が漏れ出す。こういう苦笑はたちまち伝染するもので、そちこちで苦笑の輪が広がり、これはどうなることかいなと心配しながら成り行きを見守っていたら、うまくしたもので、話が韮山反射炉の世界文化遺産登録の段に及んだところで咳もピタリと鎮まった。ご自身の実績に話が及ぶと、喉のイガイガも自然に治まるものらしい。
「答辞」と司会が言い、続いて「卒業生、起立」と言ったら、職員も一斉に立った。えっ、何なに? 「卒業生、起立」だよね。先生も起立するの?
そんな展開を全く想定していなかった私はすっかり立ち遅れてしまった。後からのそっと立って、バツの悪いことといったらない。「答辞」という時代めいた言い方といい、その時職員も一斉に立つことといい、神奈川ではついぞ見かけないやり方で、ちょっと焦りました。先週の総練習の時はそんなふうにやっていたかなあ。まあ、大したことじゃないから別にいいけど。
式歌「次の空へ」を全校生徒で合唱した後に「閉式のことば」があり、最後に卒業生がステージ前の壇に整列して「花になれ」を合唱。この「花になれ」は卒業式でよく歌われる有名な曲らしいが、私は初めて聴いた。♪「あきらめないで」どんな明日も苦しいほど その命は強く輝く♪ いい歌ですね。
これで「感謝会」(三年生を送る会)も含めて卒業関連で歌った合唱曲は、「ひまわりの約束」「桜の季節」「3月9日」「次の空へ」「花になれ」の5曲。どれも歌い切ったよ。すごいなあ。これを全て音楽の先生が一人で指導するんだから半端ではない。先生も生徒も大したものです。
卒業式後に人事の発表があるから支援員も残ってくれと言われ、勤務時間を優に超えていたが、職員室に残った。校長先生は新聞の予想通りの中学校へ異動、以下、順次異動する先生方の名が挙がった。
4月から新たに来られる先生の名も紹介され、そこで来年度の特支学級の担任の先生が他の学校から来られることを知った。さて困った。新しい先生はどういう先生か全く知らないが、とりあえず困った。でもやるしかない。私が支援すべき領域を新しい先生と確認し、子どもたちのフォローに努めるしかない。

【写真】ハクモクレン(白木蓮)。

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通勤路の坂道に、ちょうど梅が散り桜が咲くまでのつなぎの期間に咲く。なんだか脇役みたいな扱いだが、この期間は立派な主役になり得る。凛として白く咲く姿は結構目立ちます。仕事を終えた帰り道、見るだけでなんだかほっこりします。花言葉は「高潔な心」「慈悲」。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】3月20日(火)6:01〜7:44の韮山方面の雨空。25秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215911533003394/

【歩数】5,080歩。