いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

土佐水木朝の光をひとつひとつ(あ)

カミさんが伊豆に来ている。昨日の夕方来た。
前日のメッセージで来ることは知っていた。メッセージは「明日、市役所に行く用事があるので、伊豆へ行く予定です」とだけあって、市役所にどんな用事があるのか、何時頃到着するのか判らない。まあ、いつものことだから、私もいつものとおり一二三荘に行き、ひらい精肉店で焼き鳥を買って帰ったら、車庫に車が入っていた。
玄関を入ると、カミさんは晩飯の支度をしていた。私の顔を見るなり、待ってましたとばかりに「車を買うことにしたから」と言う。市役所の用事は、それに関する手続きをするためだった。「まあ、伊豆は車がないと生活が不便なところだからな」と、てっきり四月からこっちに移って来る前提で言ったが、どうもそうではないらしい。仕事の足として、車を買い換えるのだと言う。
「えっ? まだ仕事すんの?」と訊いたら、今の会社は70歳まで働けるから、ギリギリまで働くんだとのたまう。足が悪いんだから無理しないで、こっちで温泉にでも浸かったらよかろうと思うが、本人はそう思わない。まだまだ働く気満々の鬼子母神なのである。
「俺も、もう一年今のところで仕事をすることにしたけど」と話を向けたが、全く無視された。「あら、そう」とか「よかったじゃない」とか「ご苦労様」とか反応しろよ。
今日は昼休みに年度末恒例の教室のワックスがけ。その前の4校時を使って、給食用テーブルだけを残し、教室の荷物をごっそり廊下へ出した。だだっ広くなった教室のど真ん中にテーブルをセットし給食を摂る。年に一度のこの時しかできないレイアウトである。
給食になるといつも職員室からお盆を持って来てテーブルに加わる支援員さんがいる。全学年の英語の授業の支援をしている女性で、ニューヨークでしばらく暮らしていたと言う。年回りは私と同じくらいか。
その人が、今日が皆さんと給食を食べる最後だと言った。てっきり来年度もご一緒だとばかり思っていたが、ここで任期が切れるのらしい。この人とは給食のテーブルでいつも隣同士に座った。特に親しくしたわけでもないが、私にはいろいろと良くしてくれた。ニューヨークの話も聞かせてもらった。卒業式と離任式には出席するようなことを言っていたから、最後の挨拶はまだ間に合うな。
担任の先生が午後から出張。帰りの会は代わりに1年部主任の先生が来られ、机を並べた廊下で行う(教室はワックスがけして入れない)。帰りの会のメニューを終えてもなお終了時刻までだいぶ時間が残り、代わりに来られた先生が私に終わっていいかと確認を取るので、私はいいでしょうと答えた。なんだか私が終了を許可したみたいでまるで立場が逆だけど、この半年で、そういうふうに見られるようになったことを素直に嬉しく思った。

【写真】トサミズキ(土佐水木)。

仲間に「ヒュウガミズキ(日向水木)」があって紛らわしい。実際、過去のブログで「ヒュウガミズキ」と紹介した記事が4回ある。一方、「トサミズキ」は2回。
一体どっちなんだ、この際だからはっきりさせようと「樹木図鑑」のサイト<http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-tosamizuki.htm>で確認したら、咲く時期はほぼ同じだが、花の色と形が違うと知った。トサミズキが「穂状花序を垂らし、淡黄色の花を7〜10個咲かす」のに対して、ヒュウガミズキは「小さな黄色い鐘が、枝に沢山ぶら下がっているように見え」「花序は2〜3個の花からなる」とある。
この説明を根拠に、庭の木をトサミズキと判定。また一つお利口になりました。

【タイムラプス】3月16日(金)6:07〜7:45の韮山方面の雨空。24秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215869565194225/

【歩数】4,490歩。