いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夕光映えてゆらゆら花馬酔木(あ)

今日の午後は「感謝会」。「感謝会」とは「三年生を送る会」のこと。
吹奏楽部の「糸」の演奏に導かれて3年生が入場し、1、2年生は拍手で迎える。全体が揃ったところで、3年生は1、2年生側に向き直り、互いに向かい合う格好で「生徒会歌」を合唱し会が始まる。「生徒会歌」は十数年前の卒業生が作詞作曲を手がけたもので、こういう生徒主体の会では校歌を歌わないで「生徒会歌」を歌うことになっている。
次に校長先生が白雪姫役、3年部主任の先生が王子様役となり、7人のコビトに導かれてステージに現れると、3年生の席は一気に和みの爆笑に包まれた。そしてスクリーンには3年間の思い出のビデオが映し出され、異動された先生方からのメッセージも折り込むというなかなか凝った演出で、終始歓声と笑いが絶えなかった。ブラックと囁かれるほどの中学校の超多忙勤務の合間を縫ってこういう準備をしてくれる先生がいるんですね。すごいなあ。
私も最後の卒業生を送り出すに及んで、3年間映し溜めたビデオを編集し、卒業式後に上映しようかと密かに目論んだこともあったけど、結局実現できなかった。よほどの信念と奉仕精神がないとできませんね、あれは。
思い出のビデオ上映が終わり3年生がうるうるしてくる頃合いで、1、2年生がステージ前に設けられた段に移動する。3年生に送る1、2年生合同による「ひまわりの約束」の合唱である。2学年揃うとさすがに迫力が増す。これまで何度となく練習してきた成果が十分出ていたと思う。立派な合唱でした。
それに応える形で今度は3年生が「3月9日」の合唱。これがすごい。1、2年生の迫力よりもさらにその上を行く迫力で場を圧倒する。さすが3年生。合唱はこう歌うんだという見本を後輩たちに見せつけるような気概を感じた。
そして最後は全校全員による「桜の季節」の大合唱で締めくくる。1、2年生と3年生の歌うパートがかけあいのように目まぐるしく入れ変わる合唱曲で、クラスの練習を見ていてほんとに歌いきれるのかいなと懐疑的だったけど、いやあ、見事に合唱しました。中学校って、熱いな。

【写真】庭の馬酔木。

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馬酔木の花は今が盛り。近所にも馬酔木を植えている庭があり、その馬酔木と見比べるとどうも我が馬酔木の花房は細って見劣りしてしまうが、なに、人に見せる庭でもないから咲いてくれるだけでありがたい。
馬酔木に続いて、雪柳もチラチラ白い花を垂らし始めた。土佐水木も花言葉どおりの清楚な花を咲かせ、白い椿と赤い椿には花の蜜を吸いにヒヨドリがやってきて枝を揺する。デッキで聞く鶯の鳴き声もだいぶ様になってきた。ああ春だなあ。春爛漫の真ん中です。

【温泉】一二三荘。
ご主人と風呂場で一緒になり、昨日の話の続き。すると、新事実が判明。ご主人を四代目ご当主とばかり思っていたら違った。ご当主四代目は、今日も駐車場の車の入れ替えをしていた若旦那だった。
今もご健在のお祖父ちゃんは二代目で、初代はそのお母さんと言う。三代目は若くして亡くなり、今は四代目が切り盛りしている。昨年、その四代目に待望の男の子が生まれた。たぶんその子が五代目となるのだろう。
となると、私がご当主とばかり思っていた風呂場の人は、いったいどなた? また新たな疑問が湧いてきました。

【タイムラプス】3月13日(火)6:04〜7:44の伊豆長岡の空。24秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215838426295772/

【歩数】5,280歩。