いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

赤く白く同じ定めの椿咲く(あ)

「このたび市非常勤職員として雇用されるにあたり、……」。市教育委員会から受け取った「承諾書」である。
「非常勤職員身分等取扱要綱の規定を遵守するとともに、誠実かつ公正に職務を遂行し、雇用期間が終了したときは異議なく退職することを承諾いたします」と続く。
今日の昼、事務の人が教室にいた私に届けてくれた。開封して早速に押印したが、校長先生が出張で不在だったので、提出は来週の月曜。
これで、もう一年同じ職場で働くことが決まった。4月から引き続き今の特支学級の支援員をすることになる。来年度の特支学級の構成は、一人卒業することが判っているだけで、新入があるかどうかは判らない。先月、地元小学生と交流会を設けたときに得た情報では、6年の子は別の学校へ行くようなことを言っていたから、来年度の新入生はゼロの可能性が高い。すると来年度は現有1、2年の5名ということになる。
また、担任も今年度と同じ人なのか、別の人がなるのかは判らない。本人の意向確認はするのだろうけれど、人事異動が絡むから、こればかりは蓋を開けてみなければ判らない。聞くところによると、毎年3分の1は入れ替わるという(げっ、そんなに替わるんだ)。
私としては、子どもたちとの相性がとてもいい今の担任の先生が引き続きやってくれることを望んでいるが、これとて異動の可能性がなくはない。一応、来年度もお願いしますと承諾書に押印はしたけれど、新しい担任だったらどうしようという思いも少しある。
これまた今日、送別会担当の先生から出席の諾否を訊かれた。離任式の日(3/29)、夕方から伊豆長岡温泉の旅館を会場に送別会を催すという。私としては来年度への顔つなぎも考えて参加することにした。二次会はどうしますか? と重ねて訊かれ、これも参加と返事した。

返事した後で、一次会の会費を校長先生が支援員(私も含めて4人いる)の分を持ってくれると知った。支援員さんには日頃お世話になっているからとおっしゃったそうだが、そんな気を遣われては逆に恐縮してしまいます。四六時中忙しく動き回る校長先生だけど、しっかり支援員のことを見てくれていることに感謝し、ご厚意をありがたくお受けしようと思います。

【写真】赤い椿と白い椿。

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玄関の前に赤い椿と白い椿が植わってあり、浴室外のピンクの椿ほどではないが、ポツリポツリと咲いている。
こちらの2本の椿は南隣家の玄関から我が家の玄関を目隠しする位置にあるが、丈がまだ低いので目隠しの役目をなしていない。南隣家の玄関はうちの庭より2mほど高い。もう10年も経てばそれなりに丈も伸びるだろうが、それまではムクゲが目隠しの役目を務める格好になる。
ただ、あまり丈が伸びると、今度は隣の梅を脅かすことになって甚だ具合が悪い。梅は我が庭のシンボルツリーなのです。
「赤い椿白い椿と落ちにけり」。これは河東碧梧桐の代表句。2本並んだ椿を見るといつもこの句が浮かぶ。正岡子規が絶賛した句とされるが、この句を教科書で最初に知った時は句心などまるでなく、だから何なんだ、これのどこがいいんだと思ったものだが、毎日椿を見ながら暮らしてみると、今はこの句の良さが少し判るような気がする。あっ、赤い椿が落ちた。おっ、今度は白い椿が落ちた。椿は花びらを一枚一枚ひらひらさせて散るのではなく、花の塊ごとボトッと落ちる。だから、塊が枝から離れ落ちる瞬間はハッとする。そのほんの一瞬の心の動きを、赤と白を対比させて見事に捉えた鋭さを見習いたい。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】6:05〜7:39の韮山方面の雨空。23秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215798744983764/

【歩数】3,570歩。