いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

子らの手本二枚四枚水温む(あ)

【写真】書写の手本を書くのに欠かせない2冊。

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『五體字類』は、書をやる人なら座右に置かない人はない定番の字書。篆書、隷書、楷書、行書、草書の五体の字の見本が載っている。その見本を参照し、自分でアレンジしながら書写の手本を書く。
『墨場必携』からは書く語句のヒントをもらう。ヒントというよりは、そっくりそのままですけど。例えば、書き初めに書く「お正月」とか「初日の出」とか、ですね。
これが歳時記のように、新年、春、夏、秋、冬の項目別になっていて、季節に合わせて語句を選べるのがいい。この前は「春の部」から、「春雪」「流氷」を行書で書き、両面コピーして子どもたちの手本とした。
古い『墨場必携』は、自炊してハードディスクに保存してあるとばかり思っていたが、どこを探しても見当たらない。それで、これまでは手本の語句を探すのに、教室に揃えてある国語辞典から探していたのだが、なかなかふさわしい言葉が見つけられないでいた。「新鮮野菜」とか「青空市場」とかと書いても、手本の語句としてはどうもしっくり収まらない。
それで、語句を探すのに費やす時間が勿体無いからと、意を決してAmazonで購入することにした。それがこの『墨場必携』。『墨場必携』の書籍は他にも数多く出版されているが、Amazonだと手に取って見ることができない(見ることができるのもあるが、この手の本は大抵中身を見ることができない)。
いろいろ迷ってこの本に決めたのは、出版社が昔から馴染んできた二玄社だったから。これを教室の、私専用のテーブルに常備することで手本を書くのがずいぶん楽になった。
契約上の勤務内容はあくまでも支援員という立場だが、教員免許を持っているということで、今は書写と国語の授業を担当している。これも、正しくは「担当」ではなく、あくまでも「指導支援」ということで書類上は処理されるから、私としてはそこまで首を突っ込まなくてもいいのだが、校長先生にやってくれないかと頼まれ、私もよしきたと引き受けて今に至っている。私が授業を引き受けることで教員の負担が軽減され、私も書を書く機会を職場で与えられて、互いにwin-winの良好関係を築けている。
これは今年度限りの緊急臨時的措置かもしれないが、来年度も引き続き支援員を希望している身としては、今年度同様の扱いにしていただければ幸いと願っているところである。

【スケッチ】大仁神社(No.27)

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大仁神社の創建は大同年間(806〜810)とされる。度重なる火災で焼失しながら、昭和37(1962)年に今の社殿が再建された。例祭では相撲が奉納され、境内も相撲が鑑賞できる舞台のようになっている。<http://www.sizutabi.com/izunokuni/daijin.html
確かに、最初の鳥居をくぐり階段を上りきったところは、すり鉢の底のようになっている。
右手が大仁梅林で、その梅林を抜けると大仁ホテルにたどり着く。大仁梅林の梅もそろそろ見頃を迎えるあたりか。
スケッチの階段左に紅梅を描いたが、どうにも梅に見えない。紅梅というよりは紅椿みたいだ。また手水舎もごちゃごちゃしてスッキリしない。影をもっと大胆に濃く塗ればよかった。代わりに階段の影は濃くしたが、段差を示すギザギザのラインが曖昧で不満。こういうところは、細かいけれど大事なことだと思った。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】2月13日(火)6:19〜7:46の伊豆長岡の空。21秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215562714563151/

【歩数】5,446歩。