いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

初午やずしりと山に雲赤く(あ)

【写真】初午の幟旗。

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この幟旗が登場するのは二度目。前回は2016年2月10日に記事を書いている。あの時は修善寺に勤めていて、そこから歩いて帰る途中の、旭化成敷地入り口にある祠の幟旗を写真に収めた。今年も旭化成敷地には幟旗が立っているが、今回は別の場所の一般民家の幟旗を撮った。
旗と竿竹はスーパーで売られている。その説明には、
「一般に稲荷の祭日として知られる初午。旧暦二月の最初の午の日を言い、京都深草の伏見稲荷をはじめ大阪の玉造、愛知県の豊川稲荷、また神戸の摩耶参など、各地の稲荷神社で盛大に祭がとり行われます。稲荷神社の信仰は、農耕を司る倉稲魂神(うがのみたまのかみ)を祀って五穀豊穣や福徳を祈願するものですが、キツネを稲荷神の使いとして油揚げを備えたり、初午団子を作る風習もあります(略)」
とある。昔は油揚げや団子を供えたりしていたのだろうが、今は生ものを供物にしない。幟旗を納めるだけ。
その幟旗には、大人は「奉納正一位稲荷大明神」と墨で書き、子どもは「おいなりさま」と、これも墨で書く。
祠に奉納するのは判るが、民家にも奉納されるのはどうした訳か。その辺の事情を一昨年のブログにはこう書いている。
「そのあたりの事情を知りたくて図書館で調べてみた。すると、『伊豆国事典』に「稲荷信仰は(中略)農家の屋敷神となっている場合も多い」とある。農家では五穀豊穣を祈って稲荷を屋敷神として祀ることが、伊豆では古くから行われているらしい。また、「伊豆の2月初午には、稲荷を祀り、旗を立てて赤飯を炊く。子供の関与が著しく、道祖神祭における時と同様に物品を勧化したり、くれないケチな家に対してはその家のオカミさんの悪口を言ったりする。時には卑猥なことも言う」とあっておもしろい。……」
おお、わざわざ図書館へ行って調べていたのか。以前は図書館へ行く時間的余裕があったんだなあ。今はなかなか時間が取れないや。
今年の初午は昨日の2月7日で一応過ぎているけど、幟旗はいつくらいまで奉納しておくのだろう。ちなみに一昨年は2月6日が初午で、幟旗は10日まではあった。正月に倣って6日はそうしておくのだろうか。片付けられる日もまた気に留めておこう。

【スケッチ】車庫に玄関を作った(?)家(No.25)。

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前回のスケッチ「棟門のある家」の筋向かいにある。斜面を利用して建っていて、元は車庫だったところを後から玄関にしたか、初めからそのように造ったかは判らない。コンクリート壁の向こうに階段があり、そこから家屋の玄関に上れるようになっているから、たぶん前者かなと見ている。
左側がやや寂しい気がして電線を描いた。そして、その背後の空色に少し黄色を混ぜて変化を持たせた(つもり)。
今回から紙厚の「中目」の水彩紙を使うことにする。水彩紙の説明書きには「にじみ止めが強いのが特徴です」とあるが、前回まで使っていた紙と比べてにじみの違いがよく判らない。ただ「荒目」よりは「中目」の方が、ハガキ大の風景画を描くのには合ってそうな気がする。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】2月8日(木)6:27〜7:52の伊豆長岡の空。21秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215512803035394/

【歩数】3,206歩。