いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

寒中に襷繋ぐや凛々と(あ)

第13回伊豆の国市駅伝大会の応援に狩野川土手へ向かう。
駅伝大会のコースが今年から変わり、スタートとゴールが韮山時代劇場になった。去年までは狩野川の伊豆長岡側の土手を走っていて、そっちまでバイクで応援に出かけていたが、今年は手前の土手を走るというので歩いて出かけた。
出場チームの構成は7部門からなり、そのうちの中学男子の部と女子の部に我が校からも出場することは知っていた。よし、今年は一つ気張って我が中学校の選手に声援を送ろうと思って、スタート地点である時代劇場までバイクを走らせようとしたが、なんやかんやしているうちに出遅れてしまい、9時のスタート時刻に間に合わなくなってしまった。それで応援場所を第2中継所へ切り替える。第2中継所までは家から歩いて10分ほど。
9時5分に家を出る。坂を下りている途中で、土手を走る車から「間もなく選手が通過します。皆様の応援をよろしくお願いします」という市長の声が聞こえてきた。えっ、もう? 速。
気持ち急ぎ足になる。すると、私の後方から私以上の速足で下りてくる足音が聞こえた。振り向くと野球帽をかぶり、リュックを背負い、手になぜか傘を持っている中年の男性である。この人も駅伝の応援に急いでいるのだろうか。と思っているうちに、あっという間に私を追い抜いて行った。これは絶対駅伝の応援に急いでいるに違いないと思い、その人の後を追うように私もスピードアップを図るが差はじわじわ広がるばかり。どんだけ速足なんだの野球帽は、下田街道を渡ると真っ直ぐ土手へは進まず右に折れた。信号の交差点を右に折れた先の、下田街道と土手道がぶつかる地点が今年の第2中継所。狩野川と下田街道と駿豆線とが最接近して並ぶ場所で、晴れれば川面の逆さ富士が見える私のお気に入りビューポイントである。そこにだいぶの人だかりが遠目に見える。野球帽はそこへ向かったんだろうか。それともそのまま伊豆長岡駅へ向かったんだろうか。
第2中継所へはそっちが近いし私もそうしようかと思ったが、選手が走り過ぎるのに間に合わないと何のための応援か判らないと思って真っ直ぐ土手に出ることにした。土手から中継所へ歩けば選手を見逃すことはない。
そうして土手に上がったら、1分も経たないうちに先導の自転車が通り過ぎ、続いてバイクが通り過ぎた。向こうの中継所からはゼッケンの番号を読み上げる声が聞こえ、慌ててポケットからカメラ(iPhone)を取り出して構える。そこへトップランナーが走ってきた。ギリギリ間に合った。が、カメラを持っていると応援の拍手ができない。そこで一旦カメラをポケットに仕舞って拍手と声で応援したところへ我が中学女子の選手が走ってきた。何というタイミングの悪さ、シャッターチャンスを逃してしまいました。おまけに男子の選手がいつ走り過ぎたのかも判らず、我が校チームの晴れ姿を一枚も撮ることができませんでした。でも、声援が届けられたから、それでよしとするか。

【写真】伊豆の国市駅伝大会。

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第2中継所でたすきを受けて力走するトップランナー。

【スケッチ】大仁裏通りで遊ぶ子どもたち(No.20)。

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写真集には「昭和30年代」とある。車の入ってこない路地裏は子どもたちの格好の遊び場だった。今みたいに子どもにおしゃれをさせる余裕のない家ばかりで、それこそ一張羅で日が暮れるまで遊びまくっていたっけ。
雨の日は家の三和土でパッチ(メンコ)をやった。大判のメンコをひっくり返そうと思い切り叩いたら、三和土に指をしこたま打ち付けて生爪を剥がしたことを思い出す。
今回はたくさんの人物を描いたが、人物の大きさを間違えた。家に対して人物が大きすぎてバランスを欠いた。人物を丁寧に描こうとするからいけない。こういう基本的なデッサンがまだまだです。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】1月28日(日)6:46〜8:41の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215401369169617/

【歩数】3,653歩。