いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

巣立つ子の合格通知寒桜(あ)

【写真】伊豆の国桜(薄寒桜)。

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勤務する中学校の畑の脇に「伊豆の国桜」という桜の木がある。源木は畑の上にあって、平成23年1月に中学校改築に合わせて移植したのだという。
「伊豆の国桜」という桜があるとは知らなかった。平成21年に当時の伊豆の国市長が命名したのだそうだ。
それで話は明治45年まで遡る。
この年、東京市がポーツマス条約の仲介をした米国への謝意を表し、ウィリアム・タフト大統領就任の祝賀として6040本の桜を米国に寄贈した。
その際に苗木づくりの委嘱を受けた農商務省農事試験場が、東京の荒川堤の桜並木から59種類の穂木を集め、兵庫県の山桜を台木として接木して育てた。
その59種類のなかに薄寒桜があった。が、育成本数が3本と少なかったため、米国行きの選から漏れた。
そして3本のうちの1本が枯れてしまった。残り2本は農事試験場のみかん山と上野東京博物館で植栽された。
ところが、試験場の薄寒桜は花を毎年咲かせていたのに、96年後の2008年に枯死してしまった。
その枯死する2年前、当時伊豆の国市中にお住まいだった元千葉大学の教授が試験場の母樹から種を採取し、ご自宅の庭に播種した。それが平成23年の中学校改築に合わせて今の場所に移植された。
なぜ中学校の敷地に「伊豆の国桜」があるのか。元を正せば、つまりはそういうことらしい。
「伊豆の国桜」は「河津桜」よりも1〜2週間早く開花する。花色は淡桃色で河津桜より小輪。10年生くらいになると見応えがあるというから、見頃まであと3年待つことになる。でもその時はもう今の職場にいないんだなあ。

【スケッチ】旧大仁ホテル(No.15)。

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旧大仁町の昔の風景が載っている写真集を図書室で見つけ、それを絵に起こして色をつけてみようと思った。今回はその一枚目。
こういう描き方は厳密にはスケッチと言えないのかもしれないが、描いた枚数を記録するために、これまでの風景画と一緒くたにしてカウントすることにした。
写真には人物が写っていて、これを描くのにいちばん難儀した。何となくそこにいる感じ、程度に描こうとしてサイズを間違えた。建物に対して人物がちとデカい。ためにホテルの大きさがちんまりしたものになってしまった。風景画に人物を溶け込ませるのは本当に難しい。
今回は下描きにペンではなくシャープペンシルを使った。いや、最初はペンで描いたが、向きがあっちこっちの屋根を描くのに失敗し、紙を新しくして漫画ペンをシャーペンに持ち替えた。やっぱりシャーペンの方が使いやすいかな。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】1月18日(木)6:25〜7:47の伊豆長岡の空。20秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215300240921474/

【歩数】3,705歩。