いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

生垣を鳥の掠めて寒九かな(あ)

1校時は久々の畑作業。鍬を入れるたびに石ころがゴロゴロ出てくるわ土は粘土質だわで、まさに荒地を開墾するごとくである。
でも、子どもたちは楽しいらしい。毎日の朝の会では日直が一人を指名し「今日の目標」を言ってもらい、それをホワイトボードの端に書くことになっているが、作業の授業がある日(週三日)は「作業をがんばる」と言う子が多い。
私が支援員を始めた最初の頃は、「書写をがんばる」と言ってくれる子も多くいたが、最近ではそういうことをほとんど言わなくなった。書いても書いても上手くならないからきっと面白くないのだろう。
そんな今日は「作業」と「書写」がある日。それで日直から指名された3年の子は、今日の目標を「作業」ではなく「書写」をがんばると言った。久々に「書写」と聞いて何だか嬉しかった。
その3年の子は、明日が高校入試本番である。緊張すると手が震える子で、今日はハガキサイズの画仙紙に俳句を書かせたが、やはり手が震えて上手く書けなかった。
その子が帰りの会で私に未使用の五角形の鉛筆を見せてくれた。「五角」は「合格」の意だという。合格祈願で父親が買ってくれたのだそうだ。これで明日の入試に臨むと言っていたが、なんとか突破してほしいと祈らずにはいられなかった。

【写真】向かいのホテルのカイヅカイブキ。

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日曜の深夜、朝と見紛う障子明かりの原因を外の街路灯としたが、本当にそうだったのか確かめようと撮った写真。一二三荘に行く前の午後5時過ぎに撮った。
空がまだうっすら明るい夕方だから明かりもこの程度かと思ったが、一二三荘から戻り、部屋を暗くした状態で障子の明るさを見ても、あの日曜深夜に目を覚まさせた明るさには程遠い。
ならば月か、月が出ていたのかと月齢を見たら<http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm>、この日の月は月齢26.9で、ほとんど逆三日月状態。だから月明かりでもない。
街路灯の明かりでも月明かりでもないとしたら、あの障子明かりは何だったのだろう。幻想だったのだろうか。
それにしても、このホテルが休館になって一年半は、生垣のカイヅカイブキがご覧の通り伸び放題。もう一年も放っておけばホテルの屋根が隠れて見えなくなってしまうのではないか? どこぞの篤志家が後を引き継いで、高齢者向けの温泉施設かなんかにならないかな。このままだと幽霊屋敷になっちゃいそう。

【スケッチ】レンガの家(No.13)

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これをモチーフに選んだときは、レンガ模様をどう描こうか悩んだ。以前、模写でレンガ造りの家を描いたような気がするが、そのときどういうふうに描いたか覚えていない。こんなふうだったかなといった具合で描き出したら、なんとなくレンガ風に仕上がった。手が覚えていたのかもしれない。
この家は、前に描いたクリーム色の家(No.7)から少し奥に行ったところにあって、これまた敷地が広い。左上の斜面はペットの泊まれるホテル(休業中)の玄関前に通じ、そっちには鉄柵の裏門がある。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】1月15日(月)6:19〜7:59の伊豆長岡の空。24秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215274927048643/

【歩数】4,192歩。