いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

聴くとなく聴き入る紅白歌合戦(あ)

一人で二人の孫の面倒を見るのに、何がいちばん大変と言って、晩御飯の買い物ほど大変なものはない。
私は車を運転しない。一人のときの買い物はバイクで何ら不自由ないが、孫がいるとバイクは乗れない。孫を家に置いて買い物に行くわけにもいかない。ましてや冬場の暖は薪ストーブだ。留守中に下手に火傷でもされたら取り返しのつかないことになる。
というわけで、晩御飯のおかずを買いに出るときは、どうしたって孫を連れて坂を下ることになる。
行きは下りでも帰りは上り。駅にタクシーが停まっていれば躊躇なく飛び乗るが、停まっていなければ、重いレジ袋を提げて坂を上らざるを得ない。
幸い今回は昨日も今日もタクシーがつかまったが、前回はタクシーがつかまらず難儀した。
坂の上り端に曹洞宗の寺があって、その先に墓地が続くのだが、墓地の手前で孫娘が突然動かなくなった。足が痛くて歩けないと言う。たぶん演技だとは思ったが、夕間暮れでもあり知らぬふりもできない。仕方なく荷物をお兄ちゃんに持たせて孫娘をおんぶする。
やれやれと坂を上り墓地の先のブランコ公園まで来たところで、背中の孫娘はトイレを訴えた。そしてトイレに行きたいからもっと早く歩けと抜かす。そこで、さすがにぷつんと切れた。
背中から孫娘を下ろし、自分で歩けと語気を強める。そうしたら痛かったはずの足でとっとと夕闇に紛れ、たちまち姿を見失ってしまった。ちょうど以前イノシシ出没騒動があった場所である。
お兄ちゃんの分析では先に家に帰ったんじゃない? となるが、九分九厘そうだったとしても、やはり目の前から忽然と姿が消えたわけで、その間にもしものことがあったら大変と気が気でない。
ひとまず家に急いで、それで家にまだ戻っていなかったら道という道を隈なくバイクで探す覚悟でいたら、こいつ、家にいやがった。人騒がせにもほどがある。
かように、我が孫の世話はほとほと疲れるのである。
孫の世話で、今年の重大ニュースを第3位で中断していた。今日は第4位から続きを書こうと思っていたが、バタバタと紅白歌合戦が始まってしまい時間切れ。ゆっくり年越しそばも食えない慌ただしい年の最終になりました。

【写真】山茶花の散り敷く駅への近道。

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最寄りの田京駅まで歩くには、この階段を下りる。雨の場合はアスファルトの別の道を通る。特に雨で滑るということはないが、靴が泥で汚れるのでそうしている。
この階段を通ればアスファルトの道より1分短縮できる。たかが1分の差だけれど、乗る電車に間に合うかどうかの1分の違いは大きい。
孫と買い物に出かけるときは、たいていこの近道を通る。小さい子は得てしてこういう階段道が好きだ。普段歩かない道だから特別感があって楽しいのかもしれない。危ないから走るなと言っても、聞く耳を持たないのである。

【タイムラプス】撮り忘れた。

【歩数】5,310歩。