いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

大海の風を背にして年惜しむ(あ)

昼前に茅ヶ崎の歯医者に向かう。
そろそろ歯の治療のためにわざわざ伊豆から茅ヶ崎まで行くのはやめにしたいところだが、伊豆の近場に手頃な歯医者を見つけられず、だらだらと茅ヶ崎に通い続けている。通い始めてかれこれ30年以上にもなろうか。
その一方で、たまにはこうしてかつて暮らしていた湘南の風に当たるのもいいかなとも思う。今年の3月までは実際に伊豆と藤沢を行ったり来たりしていたのだし、それで多少の気分転換が図れていたことを思えば、その延長でもう少しつながりを持っていてもいいような気もする。2ヶ月に一遍だし。

【写真】雄三通り。

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茅ヶ崎駅南口から海に向かう通りを雄三通りという。雄三はもちろん加山雄三のことで、自宅がこの通り沿いにあったことに由来する。昔は父の名を取って上原謙通りと呼んでいた。
歯医者に行くにはこの道を通る。人通りが多くバスもひっきりなしに通る。車道と隔たった段差のある歩道がなく、スーパーの前などは駐輪の自転車のせいで歩行者が車道に膨らみ、徐行するバスからは「バスにご注意ください」というアナウンスが流れるほどに人と車がわさわさする通りである。

【スケッチ】茅ヶ崎のスタバにて。

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歯医者へ行く前に茅ヶ崎駅北口のスタバでコーヒーを飲みながら、伊東啓一著『ぱぱっと水彩スケッチ』を流し読み。
著者は形を描くのにペンを用いているという。それを知って私もペンで下描きをしてみようと、昨日、一二三荘の帰りに大仁の本屋で買った。スケッチに持ち歩くなら廉価な万年筆でよかろうと、最初は万年筆を買うつもりでいたところ、ふと漫画用のペンが目に留まった。
水彩画用品の隣が漫画用品のコーナーなっていて、そこにいろんな芯の太さのペンが並んでいた。どの芯の太さにしようかしばらく迷い、結局0.2mmのを選んだ。そのペンを使って描いたのが今日のスケッチ。
スタバのカウンターでiPhoneを充電しながら本に目を通すが、ガラス越しに強い日差しをまともに受け、手の甲が汗ばむくらいに暑い。それで、iPhoneの充電はまだ終わっていなかったが、たまらず外へ出てデッキのテーブルに座り直す。そうしたら筋向かいのテーブルで楽しそうに語らっている3人のお年寄りがいた。
パッと見て、あっ、絵になると思った。茅ヶ崎でスケッチを最低一枚は描こうと決めて、バッグにはハガキサイズの荒目の水彩紙も用意していた。それとペンを取り出し、それこそぱぱっと5分ほどで描いた。ペン描きのいきなりが人物では難易度が高すぎると思ったが、描きたいという気持ちの方が勝った。本でサンプルの絵を見たばかりで、気分が高揚していたのかもしれない。
描いたペン画を見ると、ためらい線がかなり目立つ。これは鉛筆の描き方だ。鉛筆なら不要な線を消しゴムで消せるが、ペンだとそうはいかない。消したい線があっても消せない。
今回は初めてペンで線を描いたが、鉛筆のつもりで描いて失敗した。失敗した絵をブログにアップするのは結構恥ずかしく、また、ブログを読んでくれる人にも大変失礼な感じもするが、初期の頃はこんな拙い線だったんだよと後で振り返るよすがとして、ありのままを示しておくのもありかなと思って載せることにした。これが今の私の偽らざる画力です。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】12月25日(月)6:35〜8:50の伊豆長岡の空。33秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215096465307211/

【歩数】12,695歩。