いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

手作りのパンふくよかに十二月(あ)

今日は特別日課の「ふれあいタイム」。

出勤したら子どもたちはすでに各会場に散っていて、我が学級の子どもたちもバルーンアート講座の会場前に集まっていた。

「ふれあいタイム」とは、「総合的な学習の時間」扱いで行われる授業で、地域の人たちとの交流を通して、自分の特性や気づきを見つけることを目的とする。

講座はダンス、和太鼓、抹茶体験、スマッシュ禁止のバドミントンなど20ほどあり、子どもたちはその中から受けたい講座を選ぶ。ただし、3年生から順に希望を取るので、1年生に番が回ってくる頃には人気の講座はあらかた上級生で埋まり、1年男子がむりやり抹茶体験に回されることになったりもするそうだ。

講座が定員オーバーになった時は平等に籤引きで、とはいかないのですね。1年の時は定員に満たない講座の穴埋めに回り、2年になれば希望する講座を受けられる可能性がいくらか増し、3年でほぼ希望の講座が受けられる。一見、不平等のようだけど、3年生も我慢の年を経て来ているわけで、特権として上級生を優先させるというのは理にかなっている。

我が学級は全員(6名)がバルーンアートを受講。担任の先生は「干支切り絵」講座の講師を担当していて(理科の先生だが、サブカルチャーにも精通し話題が豊富。本当に多才な方だ)、クラスの面倒を見られない。それで今日は、ずっと私が特支学級の子たちの面倒を見ることになった。

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講師は伊豆長岡在住の方で、最初は絵描きを目指したが、才能の限界を感じてバルーンアートに転じたという。自己の似顔絵を描いたカンバスを持参していたが、どこぞの街頭で似顔絵を描いている人の描き方に似ていると思った。もしかしたら、以前はそういう絵を描いていたのかもしれない。

バルーンアートの基本は「犬」だということで、最初に皆で犬を作る。私も一緒に作ってみた。キュキュキュッと3回ひねって束ねて顔を作り耳を作り、前足後足尻尾の先をポコンと丸めてハイ出来上がり、とは簡単にいかない。ところが子どもたちはいとも簡単にハイ出来上がりと出来ばえを比べ合っている。私が苦戦してようやく犬にした頃には、子どもたちはウサギ、キリンに移って、高難度のクマを作り上げていた。結局私は初歩の犬どまりの情けなさ。

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最後にチームで丸い風船を十連つなげて大きな犬を作り、最優秀賞が決まったところで講座は終了。あっちでもこっちでもバルーンの割れる音がひっきりなしだったが、子どもたちは楽しんで取り組んでいました。私も楽しめました。


【写真】子どもたちが作ったパン。

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子どもたちが今日の講座で作ったというパンをいただいた。パンが入っていた袋には「パン祖のパン祭」と印字されている。ということは、今日の「ふれあいタイム」のパン作りの講師は「ベケライ・ダンケ」<https://www.backerei-danke.com>のご主人だったんだな。

「パン祖のパン祭」とは、毎年1月に韮山時代劇場で行われるイベントで、そこでは全国から集まった高校生のパンコンテストも実施される。その実行委員会の委員長が「ベケライ・ダンケ」のご主人。

ご主人はパン作りの講師としてその名を全国に知られた方で、今もパン作り教室に呼ばれて全国を飛び回っていると聞く。そういう方に直接パン作りを教えてもらえる子どもたちは、ほんと幸せ者だ。


【温泉】あやめ湯。


【タイムラプス】12月8日(金)6:18〜7:52の伊豆長岡の空。23秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214943958134627/

【歩数】2,449歩。