いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

かしわの木歌ひ継がれて冬うらら(あ)

【写真】第二グランドと晩秋の山。

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現在手伝いに行っている中学校には正面玄関ロータリーの下に第二グランドがあって、普段はサッカー部の専用練習場として使われている。また、学校祭などの行事では保護者用の臨時駐車場にもなる。
その向こうの山の木々は主にカシワの木で、今は葉が茶色に変じて晩秋の彩りを見せている。
カシワは落葉樹だが、葉は茶色のまま地面に落ちずに冬を越す。翌春に新葉が揃うまで古い葉が枝についたままであることから「葉守りの神」が宿る縁起の良い木とされた<https://www.uekipedia.jp/>。また、古い葉と新しい葉が絶えず入れ替わることから「葉(覇)を譲る」家運隆盛を象徴する木として、端午の節句の柏餅に使われるようになった。<同>。
「生徒会歌」にも「育てよう大きな大きなかしわの木」と歌われ、カシワの木は中学校のシンボルの木であり、校章のデザインにもなっている。
先月、修善寺ノジマへ行った時に商品説明をしてくれた店員さんが、たまたまその「生徒会歌」を作った卒業生で、当時のことを懐かしそうに話してくれた。今も歌い継がれていますよと言ったら嬉しそうににっこり笑った。きっとその人にとってはかけがえのない一生の思い出なんだろうな。

水墨画山梨県・みずがき山(No.110)

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手前の雑木林の陰を淡墨でひと刷毛すっと塗るつもりが、思いの外濃くなって失敗。これも別の紙に試し塗りしなかったことが原因。
空の模様はその失敗を活かして、最初に空全体を水で濡らし、その後に淡墨でシャシャッと塗った。雑木林もそうすればよかったのだ。

【温泉】あやめ湯。
久々に沼津生簀氏と一緒になる。この人は沼津内浦湾の生簀でアジを養殖している。赤銅色の肌はいかにも漁師といったふうだ。去年、あやめ湯の定休日に韮山の温泉交流館で一度一緒になったことがある。
それで、「今日はこちら(あやめ湯)ですか?」と訊いたら、温泉交流館は今やってないよ、と言う。温泉が涸れて出なくなったのだそうだ。夏あたりからそういう状況らしい。温泉交流館にはしばらく行っておらず、まさかそんなことになっているとはちっとも知らなかった。
生簀氏とそんな話をしていたら、風呂場に一緒にいたスキンヘッドの人が(スキンヘッドのペンキ屋さんではない人。あやめ湯はスキンヘッドの人がやたら多い)、最後は湯が茶色だったものねと話に入ってきた。そうか、この人も温泉交流館を利用していたんだ。温泉交流館がダメになって、それであやめ湯に回ってきたんだ。
他の人も同じようにしてあやめ湯へ流れてきてもよさそうなものだが、ために俄然あやめ湯が混み出したというわけでもなく、かつて温泉交流館で見知った顔も見かけない。あやめ湯へ流れてこないとなれば、さて、みんなはどこへ行くようになったんだろう。
温泉交流館にはサウナがあって、サウナ好きの人が多くいたっけ。そういう人たちはどこか別のサウナ施設のある日帰り温泉を探して、そっちへ回っているのかもしれない。

【タイムラプス】12月4日(月)6:24〜7:42の伊豆長岡の空。38秒。

【歩数】4,818歩。