いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

碁敵の膝小刻みに冬の雨(あ)

【写真】ドーサ水。

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これから描こうとしている雪景色の絵に「ドーサ使用」というカッコ書きがあり、ドーサって何だろうと思っていた。もちろん、初めて聞く名である。
手本の雪景色の絵は、降る雪片がたくさん描かれており、この雪片を描くのにドーサってやつを使うのかなと想像した。で、ネットで調べた。
礬水液(どうさえき)は、日本画の支持体として用いられる和紙や絵絹、板などのにじみ止めに使用される膠水(にかわすい)と明礬(みょうばん)の混合液です。また、箔を押した上に礬水液を引くことで絵具の定着を良くし、銀箔、銀泥の酸化による変色を防ぐ時にも使用します」<http://zokeifile.musabi.ac.jp
なるほど、そういう使い方をするのか。するとやはり、雪片はドーサを使って描いているのだな。いちいち雪片を塗り残していたらたまらないものね。
いずれ使うものなら今のうちに用意しておこうと、先日、水晶苑の湯へ行ったついでに、その途中にある老舗の本屋へ立ち寄った。ここは本屋とはいうものの、現在はフロアの半分を文房具売り場に改装していて、ちょっとした画材も置いている。以前、私はここで水彩画用のハガキを買ったことがある。
「ドーサ液を置いてますか?」とレジの人に訊いてみた。「和紙とかに塗る液のことですか?」とレジの人。知ったかぶって「そうです」と答えたら、「うちでは扱っておりません」と言われた。やっぱりね、ならばしょうがない、今度平塚の囲碁&呑み会へ出かけた時に買うとするか。
ということで今日、囲碁&呑み会の前に平塚競輪場近くにあるホームセンターに寄って「礬水」を買った。ここのホームセンターは画材の品揃えが豊富で、ここならきっと「礬水」があるに違いないと見当をつけて行ったら、果たして、画材コーナーの棚にいろんな種類の容器が並べられてあった。
あったはいいが、種類が多すぎて、どれが目当ての「礬水」かが判らない。手頃な価格のを手にとってレジに行き、「これは、ドーサ液のことでしょうか」と訊いてみた。そうしたら「詳しい者を呼びますので少々お待ちください」と言い、胸のピンマイクで詳しい者を呼ぶ。ところが、呼ばれて駆けつけた人は、これまた「詳しい者を呼んでくるので少々お待ちください」と言って奥へ走り去って行った。
しばらく待ってようやく詳しい者がやって来て、私の差し出した容器のラベルをためつすがめつした後で、またしても少々お待ちくださいと言い残して、画材コーナーの方向へ姿を消した。ほどなくして新たな容器を手にして戻って来て、これがドーサ水です、と言って私に見せる。それが写真のボトル。私がこれを棚で見つけた時、こんなに量は要らないとパスしたものだった。
私がレジに差し出したのは岩絵具に混ぜて使う時のものらしく、用途が別のものだった。ドーサ水がこれしかないのなら仕方がない、値段は1,418円とややお高めだったが、これを買うことにした。
急ぎ平塚駅へ戻り、そこからバスに乗る。が、ホームセンターのレジでもたついた挙句、乗るバスまで間違えて遠回りする失態。そんなこんなで、平塚住人宅での呑兵衛囲碁リーグ戦開始を20分近くも遅らせてしまいました。ごめんなさい。
二段で臨んだ今日のリーグ戦は1勝2敗で負け越し、次回は一つ段が下がって初段として対局することになった。実際の棋力は、それでもまだ高い位のような気がするが。

水墨画】旧鎌倉街道(No.95)。

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手本では、「別な和紙に中墨を適当に塗り、一度不要な別紙に押しつけ、墨量を加減し、再び描いた本紙に押しつけ、版画のような風合いを出している」との説明であるが、具体的にどうするのかよく判らない。だから、今までどおりの描き方で描く。

【温泉】帰りが遅くなり行かず。

【タイムラプス】11月17日(金)6:31〜8:50の伊豆長岡の空。34秒。

【歩数】7,376歩。