いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

裸木となりて青空青広む(あ)

【写真】教室ベランダから見る富士山側の景色。

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昼休みに撮った。1校時の畑作業を終えて教室に戻る時に見えていた富士山も、給食時間になる頃には雲に覆われて見えなくなった。それでなくてもこの角度からは手前の木の枝が邪魔をして富士山がよく見えない。

手前の木は桜。この間まで色づいた葉が視界を遮っていて、その葉がすべて落ちて裸木になったら富士山がきれいに見えるかと期待していたのだったが、裸木になってもここからだとやっぱりよく見えない。

ここの中学校では体育の時間の前にストレッチ体操を行う。リーダーの「いちにさんし、ににさんし」のかけ声に合わせて左右手足の筋を伸ばす。そこへおもむろに体育の先生が現れ、ストレッチの左右の順番を間違える生徒がいると、「富士山側が先、と言ってるべ」と注意されるのである。

左側とか右側と言う代わりに「富士山側」と言う。

体育館での集会の時も、「ステージに向かって左側」とは言わず、やはり「富士山側」と言う言い方をする。いつも富士山を間近に眺められる学校だからこその謂である。

朝起きて、家で最初に見る景色は富士山。職場に着いて最初に見る景色も富士山。こうして四六時中富士山を見ていられるとはなんて幸せなんだろう。

何度も言うが、伊豆を終の住処と決めて本当によかったと、しみじみ思う毎日である。


水墨画鵜戸神宮(No.94)

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宮崎県日南市にある鵜戸神宮。鳥居の後ろの暗がりは草むらの茂みかと思い、そのつもりで描いたが、描いた後でちょっと気になってネットで確認したら、実はそれは洞窟の暗がりだった。だから背後に迫る断崖も断崖に見えないわけだ。洞窟の上が断崖になっているんだという頭で描いていないから当然そうなる。

ただ、手前の橋の擬宝珠(ぎぼし)を描いて、新しく使い出した画仙紙の滲みの特徴を感じたのは収穫。今回の画仙紙はこれまで使ってきた画仙紙よりもだいぶ滲む。それがどんな具合に滲むのかがよく判った。次回はそこをしっかり頭に入れて描くとしよう。


【温泉】あやめ湯。

行ったら米朝氏がちょうど湯から上がったところだった。

「もう上がりですか、お早いですね」と挨拶したら、「(来るのが)遅いよ。職場の若い子と浮気でもしてただか。職場には若い子がようけ(たくさん)いるら」と返される。

そこで気の利いた一言でも言えれば米朝氏との掛け合い漫才が成立するのだが、言えずに「ではお休みなさい」と風呂場へ降りる私。ダメですねえ、まだまだ人生の修行が足りません。


【タイムラプス】11月16日(木)6:03〜7:58の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214757978285247/

【歩数】4,064歩。