いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

狩野川のほとり地ビール冬日向(あ)

昼の買い物を終えて、カミさんに「行きたいところがあるんだけど」と言ってベアード・ブルワリー修善寺に道案内した。
道案内といっても、そこへ行くのは私も初めて。グーグルマップをナビに目的地を目指したが、曲がろうとした道が工事中で進入できない。それで一旦通り越して下田街道をUターンして戻り、もう一本修善寺寄りの農道から入った。
ベアード・ブルワリー修善寺は、先日、茅ヶ崎の地ビール屋で呑んだ呑兵衛仲間から「沼津ラガーのベアードビールの醸造所が修善寺に移転したから行ってみればいい」と教えてもらい、ぜひ行ってみたいと思っていた。
農道を300mほど進むと、「あと150m」と表示された看板があった。そこから道が倍に広くなり、その部分だけ観光バスも通れそうな幅になる。すると先ほどの工事中の道は、この道へ繋げるための拡張工事であったか。将来的には工場見学の観光バスが下田街道から入れるようにするのだろう。
私はここで単に数種類のクラフトビールを買ったら、すぐに帰るつもりでいた。店の入口には「Open」の看板があるのだが、中に入ると照明が暗く、さらに奥へ続くもう一つの自動ドアを開けても、そこにはエレベーターのドアがあるだけで、どう見ても店の感じではない。階段のない雑居ビルの入口みたいだ。
建物の外に出て、再度「Open」の看板を確かめ、カミさんに「入口が判らないんだ」と話したところへ、従業員らしい人がマウンテンバイクに乗ってやってきた。その人に入口が判らないでいると言うと、その人はやはり従業員で、中のエレベーターで3階まで上がればいいと教えてくれた。
エレベーターで3階に上がると、開いたドアの真ん前で、半袖のユニホームを着た従業員が10人ほどのお客さんを相手に「ベアードビールができるまで」の説明をしている真っ最中だった。しまった、ビール工場見学ツアーグループの邪魔をしてしまった。
と思いながらグループに紛れて一緒に聞いていると、やがて説明が終わり、「では工場内をご案内します」の声に導かれ、私とカミさんもツアーにのこのこついて行くことにした。それで説明してくれた人に訊くと、グループは工場見学の時間にたまたま一緒になった個人のお客さん同士のグループとのことだった。なんだ、そういうことだったか。
3階からスタートして非常階段のような階段を2階、そして1階へと説明を聞きながら下りて行く。1階へ下りたらフロアいっぱいに柚子の香りが漂った。柚子ビールを造る準備に取り掛かり、今日はさっきまで手作業で柚子の皮を向いていたのだと言う。「ああ、柚子ビール、飲んでみたい」と言ったカミさんに私も思わず首肯。
1階から3階に戻り、ガラスの冷蔵庫にずらり並んだベアードビールの中から6種類を選んで箱に詰めてもらう。1本450円で計2700円。ここでようやくクラフトビールが買えた。試飲をしたかったが、家に帰ってまだやることがたくさんあるとカミさんに言われれば仕方がない。晩酌分の2本を加えてすごすご帰ってきた。
ただビールを買うだけでよかったが、思わぬビール工場見学というサプライズ付きで、なかなか充実した休日だった。とても勉強になりました。

(うっ、ベアード・ブルワリー修善寺の写真アップがうまくいかない)

【写真】ベアードビール。右が「わさびさびペールエール」、左が「黒船ポーター」。どちらかといえば「わさびさび」の方が好みの味かな。

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水墨画】今日もお休み。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】11月12日(日)6:19〜8:29の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214720622711381/

【歩数】2,260歩。