いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

幼子の手は芸術の秋の中(あ)

昨夜10時過ぎにママの運転で小田原の孫がやってきた。
もともとカミさんが、横須賀から小田原に寄って孫を連れて伊豆へ来る段取りになっていたが、ママが、仕事が終わったら子どもたちを連れて来れるというので、カミさんは横須賀から直行で、夕方、孫より先に伊豆へ着た。
というわけで、先週に続いて今週も孫の世話である。無理して連れて来なくてもいいのにわざわざ連れて来るのは、そうせざるを得ないよんどころない事情があるのだろう。が、詳しいことは私には判らない。ただ、孫が来るとなれば、ひたすら笑顔で受け入れるだけである。
孫が遊びに来れば、とことん付き合ってやることにしている。毎週遊びに来られてはこっちの身が持たないという気持ちもあることはあるが、昔は三代が同居するのは当たり前な生活スタイルだったわけで、それを思えば週に一度の孫の世話くらいどうということはない。だんだん生意気な口を叩くようになっても孫は孫だ。生意気もまた可愛い。
先週、孫どもは秘密基地作りに励んだが、今回は「マネキンの首」作りに精を出す。

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先週、孫娘がスイートポテトを作るというので、カミさんの車でスーパーへ買い出しに出かけた。そのスーパーの隣に100円ショップがあり、カミさんが買い物をしている間は私が100円ショップで孫に欲しいものを買ってやる役目を仰せつかる。それが孫が伊豆へ来た時のお決まり。
最近の100円ショップは、えっ、これが100円? と驚く品が揃っている。でも、品物は揃っていても、さすがに安かろう悪かろうで、品質はどうしても目をつぶらなければいけないところがあるのはやむを得ない。
例えば、絵筆。5本セットで100円はあり得ない値段だが、毛が歯ブラシの毛みたいに堅く、弾力性に欠け描き心地がとても悪い。昨年、淡彩画を描き始めた頃、YouTubeの動画に、絵筆はどんなものでもいい100円ショップのでもいいと紹介しているのがあって、そんなものかと100円ショップの絵筆を使ってみたら、まるで使えない代物でがっかりしたことがある。以来、絵の道具は専門ショップで買うことにしている。
先週行った100円ショップには、ハロウィンの関連グッズコーナーがあった。そこには仮装用の品々が並べられ、孫たちはお面やら帽子やらを手に取り、これ買っていいかと私に訊く。その都度私はダメを出す。
それならこれはいいかと、どこにあったのか発泡スチロールの「マネキンの首」を私の前に突き出した。もしかして、これも100円? と値札を確かめたら、これは600円。時に100円の中にこんなのも混ざっているから油断できない。
こんなの買ってどうすんのと訊いたら、いいじゃんと孫娘。よかない、これくらいならじいじが作ってやると言って買うのを思いとどまらせ、代わりに紙粘土を10袋(2人分で1,080円)買って来た。それが先週の日曜。
それで今日の「マネキンの首」作りである。
薪で作った土台に、濡れた新聞紙をぐるぐる巻いて頭部の形を作り、手で伸ばした紙粘土を塑像の要領で張り付けていく。新聞の面が隠れて見えなくなる程度まで私が紙粘土を張り、あとは孫たちに細部の造形を任せた。
くっつけた耳が途中でポロリと取れたりしたが、孫たちは、モアイ像みたいと言いながら紙粘土の「マネキンの首」作りを楽しんでいた。なかなか面白い作品ができて、まずは作戦大成功。
よおし、今度はいよいよねぶた作りだな。覚悟しろよ、孫ども。

 

水墨画】お休み。

 

【タイムラプス】撮り忘れ。

 

【歩数】4,644歩。