いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

垂るる穂の中をローカル電車かな(あ)

だいぶ涼しくなった日曜だが、どうも庭の草取りをする気が起きない。
ブログを書き、洗濯をして絵を描いていたら、あっという間に昼になった。昼からはNHK杯囲碁トーナメント戦を見ながら碁勉強である。
午後2時になって遅い昼食を兼ねて散歩に出る。玄関を出ると途端に金木犀の甘い香りだ。もちろん庭の金木犀だが、坂を下りだすと、ほとんど2軒に1軒の割合で金木犀が庭に植えられていることに気づいた。この丘全体が金木犀の香りにすっぽり包まれているようで、さながら「金木犀の丘」の様相である。
それにしても、どうしてこんなに金木犀を植える家が多いんだろう。静岡県の樹木に指定されているとはいえ、ちと多過ぎませんか? まあ、芳香に酔いしれていられるから別に構わないんですけど……。

【写真】稲刈りを待つ田んぼの脇を通る駿豆線

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コンビニ脇の踏切を渡ろうとしたところで遮断機に捕まった。踏切の右にも左にも田んぼがあり、どちらも稲穂が頭を垂れて刈られるのを待っているが、左側の田んぼにやや雑草が目立つ。稲穂を揺らして通るローカル電車を一枚撮っておく気になって、さて、電車は右から来るか左から来るか(ここの踏切警報機は矢印がない)、できれば雑草の少ない右の田んぼとの組み合わせを撮りたいなと待っていたら、電車は右からやって来た。晴れていれば電車の背後に富士山が見えるところだが、残念ながら今回は無し。
狩野川の上流と中流では稲刈りの時期が2ヶ月も違う。この前、湯ヶ島温泉へ行った時は、周辺の田んぼはすでに稲刈りが終了していた。それが韮山まで下りてくると、11月半ばまで稲刈りの終わらない田んぼが散見する。距離にすればたかだか20km程度にしか過ぎないのだが、それだけ気候が異なるということか。そうだねえ、天城山はここより南だけど冬は雪が積もるもんねえ。
ところで、電車の左側に見える看板、裏側になっていて何の看板か判らないが、これが看板氏の会社で作られた看板である。それが判ったのは、先月、病院の帰りにここをバイクで通った時、看板氏が従業員らしき数人とこの看板を立てていたから。その時は声をかけずにそのまま通り過ぎたが、翌日、水晶苑でお会いした時にその話したら、看板を新しいのに取り替えているところだったとのこと。
昔は映画館の看板もやっていたんだがねえ、と、映画華やかなりし頃を振り返って語るのを聞きながら、そういえば、私が最初に見た映画は「モスラ」(昭和36年公開)だったなあ、兄に連れられて雪国の田舎町の場末の映画館で見たんだったと、私は私で50年以上も前の遠い昔を懐かしく思い出していた。

水墨画無花果(N0.55)

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葉裏を淡墨で塗るつもりが、つい墨を薄めないまま塗り始めてしまい、いけね、と気づいたが後の祭り。葉の表と裏の区別が一瞬にしてつかなくなってしまった。水墨画は怖いねえ。

【温泉】あやめ湯(18:36〜19:04

【タイムラプス】9月24日(日)7:09〜9:16の伊豆長岡の空。31秒。

【歩数】5,094歩。